男女柔道部が6月29日に湘南校舎で、山田清志学長をはじめ副学長や学長補佐ら教職員に全日本学生柔道優勝大会(6月25、26日・日本武道館)での男女同時優勝を報告しました。
はじめに、スポーツプロモーションセンターの山口輝義シニアマネージャーが大会結果を紹介し、両部の監督が熱戦を振り返りました。男子部の上水研一朗監督(体育学部教授)は、「決勝戦で対戦した国士舘大学には、全日本選手権で優勝した斉藤立選手(3年)という絶対的なエースがおり、厳しい戦いが予想されました。本戦では鈴木直登(体育学部3年次生)が斉藤選手と渡り合って引き分け、代表戦では村尾三四郎(同4年次生)が16分をこえる代表戦を戦い、最後に斉藤君を締めながら抑え込んで劇的優勝を果たしました。非常に苦しい戦いでしたが、あらためて学生のすごさを味わった大会でした」と語りました。女子部の塚田真希監督(スポーツプロモーションセンター准教授)は、「女子も龍谷大学との決勝は全試合引き分け、抽選で選ばれた児玉ひかる(体育学部4年次生)が代表戦を戦い、相手の指導3で何とか勝って優勝することができました。苦しい試合でしたが、4年次生を中心にまとまったチームのおかげで勝つことができました」と振り返りました。中西英敏柔道部長(体育学部教授)は、「学生柔道界、学生スポーツ界はコロナ禍の中で苦しみながら大会を開き、今の3、4年次生や卒業生も試合できず、厳しい日々を過ごしてきました。その中で今大会は男女とも優勝し、最高の結果になりましたが、勝ち負け以上に選手も運営側も学生たちが頑張る姿を見ることができ、あらためて学生柔道界の素晴らしさを感じました。これからも精進し、さらに頑張っていきます」とまとめました。
山田学長は熱戦を繰り広げた選手たちにねぎらいの言葉をかけ、「最後に勝ちきる粘り強さを他の部活の選手たちにもぜひ伝えてほしい」と語りかけました。