KMITLの学生を対象としたラボトレーニングプログラムの研究成果発表会と修了式を開催しました

東海大学では5月25日から7月4日まで、タイ・モンクット王ラカバン工科大学(KMITL)の学生を対象としたラボトレーニングプログラムを実施しました。7月1日にはプログラム終了にあたって、1号館Global AGORAで研究成果発表会と修了式を開きました。同プログラムは、理工系の学生は研究室で日本型の工学教育を実体験しながら理解を深めることを目的とし、日本語専攻の学生は日本語能力の向上を目指すなど、 KMITLと本学との覚書に基づいて1997年から行っているもので、今年度は17名が参加。新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、2019年度以来の3年ぶりの実施となりました。

学生らは期間中、希望に応じて湘南校舎内にある工学部と理学部、語学教育センターの11の研究室や講座に所属して研究に取り組んできました。KMITLのアヌワット・ジャンクワニットラート学長代行ら一行も参加して実施した研修成果発表会では、一人10分程度の持ち時間で「脳波データの可視化」や「成績を分析してグラフ化するアプリケーションの開発」「超電動電線の開発」など研修の概要や研究成果を教員や学生らの前で発表。受入先の研究室の教員から講評も述べられました。

修了式では、本学ユニバーシティビューローゼネラルマネージャー(国際担当)で、海外連絡事務所アセアンオフィス所長の山口滋教授(理学部)から一人ひとりに修了証が手渡されました。チャッティダー・ミーパドゥンパーニットさんは、「東海大学の先生方は、私の考えや疑問をしっかりと聞いてくださり、とても充実した環境で研究に取り組むことができました。研究活動だけでなく、日本人学生がキャンパス内のことを教えてくれたので、毎日楽しく過ごすことができました。このプログラムを通して日本の友人がたくさんできたので、このつながりやプログラムでの経験を大切にしていきたい」と話していました。