国際学術セミナー「言語教育と日本学の拡がりと創造に向けて」を開催しました

国際学術セミナー「言語教育と日本学の拡がりと創造に向けて」を開催しました

国際教育センターでは2月13、14日にタイ・バンコクで、国際学術セミナー「言語教育と日本学の拡がりと創造に向けて」を開催しました。言語教育や日本学の現状と課題を議論し、研究領域のレベル向上を目的に、学校法人東海大学の建学75周年記念行事の一環として、韓国・漢陽大学とタイ・モンクット王ラカバン工科大学、エジプト・カイロ大学との共催で実施したもので、延べ90名が参加しました。

初日に行われたパネルディスカッションでは、本センターの加藤好崇教授の司会進行で、4大学の教員6名が各国における日本語教育の現状と課題について意見を交換しました。その後2日間にわたって、「言語教育」と「日本学」、「日本語学」の各テーマで22名の研究者が研究成果を発表しました。

セミナーの企画・運営を担当した加藤教授は、「2015年には日本語学習者数が全世界で360万人をこえており、日本語へのニーズが高い中、各国の文化や習慣を考慮した多様な教育カリキュラムの作成もいっそう必要になっています。そのためにも、各国の取り組みや課題を共有する機会をつくることがとても重要であり、日本で他大学に先駆けて留学生を対象にした日本語教育を展開してきた本学の務めでもあると考えています。今回のシンポジウムには、本学で学びタイで教鞭をとっている卒業生も2名参加しており、彼らにとっても新たなネットワークを築くよい機会になったと思います。今回の催しが、各国での日本語教育をさらに洗練させるあらたな一歩になることを期待しています」と話しています。

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