「第11回日仏会館フランス語コンクール」の中級の部で大学院生が「日本ロレアル賞」を受賞しました

大学院体育学研究科1年次生の久門優さんが、11月24日に日仏会館ホール(東京都渋谷区)で開催された「第11回日仏会館フランス語コンクール」(主催=公益財団法人日仏会館)の第2部門「中級の部」に出場し、奨励賞にあたる「日本ロレアル賞」を受賞しました。このコンクールは、フランス語教育の振興・普及などを目的に、日仏修好通商条約締結150周年を記念して2008年から開催されており、高校生から社会人まで幅広い年齢層の参加する日本最大級のフランス語弁論大会として知られています。今回は予選を勝ち抜いた15名(上級の部8名、中級の部7名)が決勝に進出しており、本学からは久門さんのほかにも、「上級の部」に又野千奈さん(教養学部国際学科4年次生)が、「中級の部」に菅沼芽衣さん(観光学部観光学科3年次生)が出場しています。

久門さんが出場した「中級の部」では、「Qu’attendez-vous des Jeux olympiques de 2020?(あなたは2020年のオリンピックに何を期待しますか)」をテーマに、出場者それぞれが5分間のスピーチを披露。久門さんは、「Des Jeux Olympiques pour la paix(平和を実感するということ)」と題して語りました。近代オリンピックは平和の祭典として始まったにもかかわらず、メダルを獲ることに固執する世界各国の状況に着目。久門さんは、オリンピックに出場した経験のある大学の教員や卒業生に平和への関心についてインタビューして、出場選手がどれほど平和を意識しているかを分析した結果を紹介したほか、「戦争のない平和な世界でなければオリンピックは開催できない。平和というのは他者がいて初めて実感できるもの。2020年の東京五輪では皆がメダル第一になるのではなく、選手自身や国と国のつながりも大切にしていく意識を広めたい」と語りました。

本学からコンクール決勝で入賞者が出るのは今回で7年連続となります。久門さんは、「留学経験がない中でこれだけの結果を残すことができたのは、先生方の熱心な指導と、一緒に出場する仲間と切磋琢磨できたおかげです。今回はテーマが専門の体育・スポーツに関することだったので、学部や大学院で学んだことも生かすことができましたし、自分としては満足のいく結果でした。来年度はフランスに留学する予定なので出場できませんが、審査員の方から”留学から帰ってきたらまた出場してね”と言っていただけたので、再来年度にまたチャレンジしたいと考えています」と力強く語りました。

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