学生が「第48回全国スペイン語弁論大会」で準優勝と特別賞を受賞しました

天理大学杣之内キャンパスで12月15日に開催された「第48回全国スペイン語弁論大会」に文学部歴史学科西洋史専攻3年次生の石井菜穂さんと、教養学部国際学科4年次生の池田有希さんが出場し、石井さんが準優勝、池田さんが全体の4位にあたる特別賞に選出されました。スペイン語を学ぶ全国の学生が語学力やスピーチ力を競う大会で、今回は7大学から10名が参加しました。

石井さんは、アルバイト先の書店で多発する万引きの被害をテーマに設定し、監視カメラや警察との連携といった対策や、盗品の多くがネット上で売買されている現状を紹介。「書店がいくら対策しても被害は一向に減りません。消費者一人ひとりが盗品と思われる商品を買わないよう、意識することが犯罪の減少につながる」と訴えかけました。石井さんは、「たくさん練習してきたので、本番は緊張せずに落ち着いて話すことができました。これまでの努力を評価していただきとてもうれしく思います。指導してくださった先生方や支えてくれた家族や友人に恩返しできる結果となってよかった」と笑顔で振り返ります。また、特別賞を受賞した池田さんは、「便利さに飼いならされないで」と題してスピーチ。自身がメキシコに留学した経験談をもとに、人々の生活を豊かにする便利な道具やシステムに頼りすぎると学ぶ力を衰えさせてしまうと述べました。池田さんは、「前日まで不安でいっぱいでしたが、とにかく最後まで楽しくやりきろうと臨み、表情やジェスチャーを意識して発表しました」と振り返ります。受賞については、「まさか賞をいただけるとは思わなかったので驚きました。4年間学んできたことの集大成が評価されてとてもうれしい」と笑顔を見せました。

指導にあたった国際教育センターの二瓶マリ子講師は、「準優勝となった石井さんは練習の成果を120%発揮することができ、ミスもなく素晴らしいスピーチでした。また、池田さんも本番直前まで努力を重ね、練習を始めたころと比べると大きく成長したと感じています」と学生たちを評しました。

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