「Smart Cities & Sport Summit 2019」の運営に協力しました

東海大学では、11月13日に東京・霞が関の東海大学校友会館で行われたオリンピック開催都市連合による国際シンポジウム「Smart Cities & Sport Summit 2019」の運営に協力しました。このシンポジウムは、世界各国の自治体、中央省庁、オリンピック委員会、国際競技団体の関係者らが参加し、スポーツ分野における課題や各国の連携の機会を見出そうと毎年開催されているもの。偶数年は同連合の本部があるスイス・ローザンヌで、奇数年は過去のオリンピック開催都市で開かれています。

当日は、本学の吉川直人副学長が開会のあいさつに立ち、東海大学のスポーツ分野での取り組みや功績を紹介。その後、体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科の押見大地講師をはじめ、各国の有識者が登壇し、「スポーツとコミュニティ形成」をテーマに講演しました。押見講師は、「スポーツイベントが開催地域に及ぼすインパクト/レガシーとレバレッジ戦略」と題し、さいたま市で毎年開催されている自転車競技の大会「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」と今年日本中を沸かした「ラグビーワールドカップ日本大会」を例に住民へのアンケート調査結果を発表しました。押見講師は、「ラグビーワールドカップについては、開催地域住民が非開催地域住民と比べると好意的に大会を評価していることが分かりました。このインパクトをいかに正のレガシーに結びつけるかが、ポストメガスポーツイベントの課題となります」と語りました。

また、14日から16日までは都市センターホテルで、身体活動や生涯スポーツを推進するための国際会議「TAFISAワールドコングレス2019東京」が開催されました。初日の14日は史上初めてSmart Cities & Sport Summitと合同で実施され、2つの組織が目指すスポーツを通じたよりよい社会づくりを論点にさまざまな議論が繰り広げられました。ポスター発表の部には、本学から大学院体育学研究科2年次生の二階堂萌恵さん(指導教員=スポーツ・レジャーマネジメント学科・萩裕美子教授)が参加。「ラフティング活動前後の気分変化」を研究テーマに英語でポスター発表を行いました。

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