ロシア人学生向けの海外研修プログラムを実施しました

ロシア人学生向けの海外研修プログラムを2月16日から29日まで、湘南キャンパスなどで実施しました。このプログラムは、両国の医療や保険制度、文化などへの関心を高め、「中期・長期交換留学」への参加意欲向上につなげることを目的に、本学が文部科学省の平成29年度「大学の世界展開力強化事業~ロシアとの大学間交流形成支援~」の採択を受けて展開している「ライフケア分野におけるブリッジ人材育成:主に極東地域の主に極東地域の経済発展を目的として」事業の一環で毎年実施しているものです。今年度は、極東連邦大学と極東総合医科大学から15名が参加しました。

学生たちは、日本のライフケア研究の現状や健康保険制度、SDGsの実現に向けた取り組みを学ぶため、健康学部の教員による「Health promotion researches and health check-up in Japan(日本での健康増進研究と健康診断)」や「How do we create a sustainable society? (持続可能な社会をどのようにつくるか?)」などの授業を受講。そのほかにも、「Formation of “Social Accountability: Social Basis of Economic Growth in Japan”(社会的説明責任の形成:日本の経済成長を支える社会基盤)」「Trend of International Tourism in Japan(日本における国際観光のトレンド)」、「Biomedical Engineering Research in Tokai University(東海大学における医用生体工学研究)」、日本語初級などの授業を通して、日本の社会や経済、先端研究について幅広く学んだほか、日本文化に触れるプログラムとして茶道も体験。日本人学生にウラジオストクを紹介する学生交流会なども行いました。

また、外国人人材の求職支援などを行っているキャリアバンク株式会社の専門講師による「ジョブフェア」にも参加。外国籍の人が日本で働く際に必要になる就労ビザの種類や取得する際の注意、日本独特の人材募集制度についても学びました。

学生たちは、「日本の文化などに興味があり、いつか訪問したいと思っていたところ、このプログラムを紹介されて応募しました。日本についてさまざまな角度から学べただけでなく、日本人学生とも友人になるチャンスもあってとてもよかった。友人や後輩にも勧めたいプログラムだった」、「ヘスルケアに関する授業がとても興味深く、こうした知識はもっと世界中に広めるべきだと思うようになりました。また、日本とロシアの類似点や違いについて、経済の視点から学べたことも有意義だった」「日本語と英語のスキルを伸ばす、素晴らしいプログラムだった。とても興味深い内容が多く、次世代の大学生たちのためにもぜひ継続してほしいと感じるプログラムでした」と話していました。