在日アラブ首長国連邦大使が山田学長を表敬訪問しました

アラブ首長国連連邦(UAE)の駐日特命全権大使に就任されたシハブ・アルファヒーム閣下が3月15日に東海大学付属高輪台高校を訪問。本学の山田清志学長や同校の片桐知己治校長らと懇談しました。アルファヒーム閣下は大使就任を機に、これまで長年にわたって交流を深めてきた本学を表敬され、実現したものです。本学では現在、国内の大学で最も多い45名の同国留学生を受け入れているほか、東京オリンピック出場を目指すUAE柔道女子代表選手の育成にも協力。2018年度からは高輪台高にて、アブダビ日本人学校を卒業したUAE国民子弟の受け入れを開始し、今年3月に第1期生である2名が卒業。それぞれ本学の教養学部国際学科、工学部電気電子工学科に進学します。また、2019年より財団法人日本国際協力センターと共に、同国が推進するUAE公立高校における日本語教育の導入にも協力しています。

当日は、山田学長、片桐校長とともに、国際教育センターのアブドーラ・アルモーメン教授と来年度から本学政治経済学部経営学科に着任するアルマズヤッド・オスマン氏(同学科卒業生)も同席。アルファヒーム閣下はUAEで展開されている日本語や日本文化を学ぶ教育プログラムを紹介し、「50年ほど前から始まった日本とUAEの協力は幅広い分野にまたがるまでに拡大しており、我が国にとって重要なパートナーとなっています。東海大学との人と人の交流を通じた協力が、さらに大きな成果につながるようできる限りサポートしていきたい」と語りました。

一方山田学長は、日本語教育導入事業の一環として、同国の公立高校で使用する日本語教育用の教科書開発に協力し、今年度からは日本語講師の派遣も行う予定であることを説明。また、2022年度から高輪台高で同国出身の女子生徒を受け入れる予定であることなど、新しい連携が始まっていることに触れ、「貴国との協力関係は本学にとって大変光栄なことであり、高輪台高での生徒受け入れは日本政府も注目しています。両国の教育連携を発展させるため、今後も貴国から多くの学生を迎えたい」と語りました。