イノベーション・ジャパン2019に出展しました

東海大学では、8月29、30日に東京ビッグサイトで開催された「イノベーション・ジャパン2019 ~大学見本市&ビジネスマッチング~」に本学の研究成果を2件出展しました。この展示会は大学(シーズ)と産業界(ニーズ)とのマッチングを目的に、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)と国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の主催で毎年開かれている国内最大の産学連携イベントです。本学からは、喜多理王教授(理学部物理学科/マイクロ・ナノ研究開発センター)と秋山泰伸教授(工学部応用化学科)が、研究成果をまとめたポスターやサンプル等を展示しました。

喜多教授のブースでは、マイクロ・ナノ研究開発センターで開発した顕微鏡観察用の高分子超薄膜の技術を紹介。実際に直径2mのポリスチレンビーズが大量に入った水を薄膜でラッピングしたものを用意し、倒立顕微鏡で観察する様子をリアルタイムで見せるデモンストレーションを行いました。なお本展示には、株式会社ニコンインステックも協力し、教員とともに顕微鏡での撮影法などを説明。29日には岡村陽介准教授も説明に参加し、生体組織や浮遊系の培養細胞の変化を長時間観察できる新技術の解説に、来場者が熱心に耳を傾けていました。

秋山教授は、文化社会学部アジア学科の山花京子准教授と共同で解明した古代エジプトの焼き物「ファイアンス」の製造技術を研究室で製作したサンプル品や製法過程を紹介する動画を展示しながら紹介。再現された美しい「エジプシャンブルー」のサンプル品が多くの来場者の目にとまり、興味を引くとともに、製法や応用の可能性について、先生との意見が交わされました。

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