サウジアラビア・エファト大学とオンライン交流会を実施しました

国際教育センターでは、サウジアラビア・エファト大学と本学の学生によるオンライン交流会を3月15日に実施しました。エファト大は同国初の女性向け理工系高等教育機関で、開学当初から本学がカリキュラムの開発などで協力。2011年には同大の理事・顧問を務めるルールワ・アルファイサル皇女殿下に本学から名誉博士号を授与しているほか、2016年からは両大学の学生を交互に派遣するなど交流を深めてきました。新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大によって学生を派遣できない中でも、学生同士の互いの文化を学ぶ機会を設けようと初めてオンラインでの交流を企画しました。

交流会には、両大学の学生のほか付属相模高校英語部の生徒を含め約30名が参加。エファト大学からはサウジアラビアの観光地や文化、イスラーム建築についての発表があり、東海大学の学生と付属高校の生徒たちからは観光地や伝統文化、日本のアニメや高校生活、コロナ禍での家時間を楽しもうと最近流行している「おうちカフェ」などについて、事前に準備した資料をもとに英語で紹介しました。東海大学の学生がひな祭りや七夕といった風習や季節の料理の画像を見せると、エファト大の参加者から「料理がきれいでかわいらしい」と感想が聞かれ、日本の神々についての紹介で「因幡の白兎」の故事が披露されると、「なぜウサギはそんなことをしたのか。不思議でならない」といった感想が聞かれるなど、文化の違いに驚く場面も。プレゼンテーション終了後には、小グループに分かれた交流会も行い、イスラームと日本文化の違いや共通点、コロナ禍が終息した時にやりたいことなどについて意見を交わしました。

参加者からは、「互いの文化について深く学ぶとても貴重な機会だった」「サウジアラビアでは知る機会の少ない日本文化について教えてくれた学生・生徒の皆さんに感謝したい」といった感想が聞かれました。