「Online Global Citizenship Seminar “英語で笑おう” – Rakugo in English Part3」を開催しました

東海大学では5月29日にオンラインで、「第34回Online Global Citizenship Seminar “英語で笑おう”– Rakugo in English Part3」を開催しました。この催しは、キャンパスの国際化を進めるために、さまざまな分野の専門家や教員、目標に向かって挑戦を続ける学生が全編英語で講演するもの。今回はカナダ出身の落語家・桂福龍さんが講師を務め、本セミナーでは3回目となる英語落語会を開きました。

福龍さんはまず、自己紹介とともに、「初めて落語を見る人は手を挙げてください。恥ずかしがらなくても大丈夫、私からは皆さんが見えていませんから」と笑いを誘いました。続いて、江戸落語と上方落語の違いや、高座で使う扇子や手ぬぐい、羽織などについて解説しました。実際の身振り手振りを加えつつ、「手ぬぐいは、古くから本を読む仕草に使用されますが、必ずしもそのように使う必要はありません。落語は適応性が高いため、新しい使い方としてスマートフォンに見立てたりします」と説明を加え、「手水廻し」や「ちりとてちん」をはじめとした演目を披露しました。さらに、自身が体験した日本での出来事を、カナダとの違いを交えて話し、終始参加者を楽しませました。

高座後のQ&Aコーナーでは、「落語の何に魅力を感じましたか?」「背後の垂れ幕の色にはどういった意味があるのでしょうか?」「一番難しいと思う日本語は?」といった質問が寄せられていました。