第35回Online Global Citizenship Seminar “A Trip to Rome オンライン海外バーチャルツアー”を開催しました

東海大学では8月4日にオンラインで、第35回Online Global Citizenship Seminar “A Trip to Rome オンライン海外バーチャルツアー”を開催しました。この催しは、キャンパスの国際化を進めるためにさまざまな分野の専門家や目標に向かって挑戦を続ける学生、教員が全編英語による講演を行うものです。今回はオンラインでイタリア・ローマとつなぎ、現地ガイドのアヴーエナ・パオロ氏がコロナ禍での生活やトレンドスポット、SDGsの取り組みなどを紹介しました。

当日は、東海教育産業株式会社旅行部 ESTOURの中川斉氏(文学部卒)がインタビュアーを務め、パオロ氏がローマの街並みを紹介しつつ質問に答えました。パオロ氏はローマの街並みをカメラで映しながら見どころを解説。サン・ピエトロ・インヴィンコリ教会からコロッセオに向かい、フォロ・ロマーノを経由しヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂まで、歴史や文化などを説明しました。サン・ピエトロ・インヴィンコリ教会では写真を示しながら、「この教会にはミケランジェロが作ったモーゼ像があります。このモーゼ像には2本の角が生えていますが、これはヘブライ語の『輝く』を『角』に誤訳したために生やされました」と解説。途中でローマ大学の卒業生であるクラウディア・ニビ氏が合流し、現地での大学生活やコロナ禍での過ごし方について答えました。その後、パオロ氏はローマにおけるSDGsの取り組み例として、シェアリング型の電動キックボード、コンドミニアムにおける太陽光発電、ジェンダーギャップ解消への取り組み、ペットボトルの廃止やエコポイント制度などを紹介。「2019年から、ローマの大学では学生に対しペットボトルの利用を禁止し、ステンレス製など繰り返し使えるボトルの使用を推奨しています」と説明しました。

パオロ氏は最後に、参加者に向けて「いつでもローマに来てください。この空の下で待っています」と語りかけました。