「第3回スペイン・ラテンアメリカウィーク」を開催しています

語学教育センター・スペイン語研究室では12月2日から10日まで、「第3回スペイン・ラテンアメリカウィーク」を対面とオンラインの併用で開催しています。スペインとラテンアメリカ諸国を専門領域に含む教員と学生が、日ごろの研究と学びの成果を披露し、興味・関心を深めることを目的としたもの。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、WEBビデオ会議システム「Zoom」をメーンに実施しています。

初日は、12月11日に行われる「第50回天理大学主催全国スペイン語弁論大会」と「第29回創価大学創立者杯スペイン語弁論大会」に出場する学生たちの「直前発表会」を開催。湘南キャンパス1号館の教室を主会場に感染対策を講じて行い、発表の様子をZoomで配信しました。天理大の弁論大会に出場する京増有紀さん(文学部英語文化コミュニケーション学科3年次生)は、「食べ物への感謝を忘れずに」と題して、フードロス問題について提言。惣菜店でアルバイトをする中で廃棄する食材の多さに心を痛めたことを振り返り、一人ひとりの意識改革と新たな制度の構築が必要であると訴えました。創価大の弁論大会に出場する野澤峻大さん(文化社会学部ヨーロッパ・アメリカ学科3年次生)は「人生に軸を持つ」をテーマに、スペイン語を勉強するきっかけとなったチェ・ゲバラについてスピーチ。半生を紹介するとともに、「どんな相手にも尊敬と慈悲の心を持って接することが平和につながる」と自身の考えを伝えました。スピーチ後は、会場とZoomの聴講者から多くの質問が寄せられ、スピーチのテーマを決めた理由やスペイン語の魅力などについて語りました。

弁論大会の本番に向けて京増さんは、「この発表会で先生方に指摘していただいたことを意識し、身振り手振りを交えて心を込めたスピーチをしたい」とコメント。野澤さんは、「賞に選ばれることよりも、自分の思いを多くの人に伝えるために出場を決めました。そのためにはもっと声に強弱をつけ、何を伝えたいかがわかりやすい話し方になるよう練習します」と意気込みました。

「スペイン・ラテンアメリカウィーク」は今後、以下の日程でさまざまな企画を用意しており、一般の方もご参加いただけます。事前の申し込みが必要になりますので、下記よりご確認ください。

「第3回スペイン・アメリカウィーク」

【日程・企画】
12月3日(金)13:25~ 講演会「マニラ・ガレオン交易船と沈没船遺跡の考古学」
東海大学海洋学部海洋文明学科 木村淳准教授

12月7日(火)10:55~ 公演「MARINERA-la reina de los bailes del Perú 2021/マリネラ~ペルー舞踏の女王2021」
菊田真志さん(本学卒業生)

12月9日(木)9:00~ 卒業生講演「スペイン語を使って世界へ一歩踏み出す」
吉澤 海さん(本学卒業生)

12月10日(金)10:55~ 公演「Fiesta de flamenco 2021/フラメンコの宴 2021」
フラメンコスタジオ ラ・カサ・デ・パティオ

【配信方法】
WEBビデオ会議システム「Zoom」

【お問い合わせ・お申し込み】
東海大学語学教育センター・スペイン語研究室 結城健太郎准教授
メール:yuki.ken@tokai.ac.jp