2021年度グローバルSD/FD研修「おもてなし研修」を実施しました

東海大学では10月26日にオンラインで、2021年度グローバルSD/FD研修「おもてなし研修」を実施しました。本学では、多くの留学生を受け入れており、教職員が外国人留学生や海外からのゲストと接する機会が増えています。そうした状況を踏まえ、グローバルユニバーシティの教職員にふさわしい能力を磨く機会として実施したものです。企業向けの接遇研修などを手掛けているANAビジネスソリューションズ株式会社の稲波純子氏を講師に迎え、約15名が参加しました。

研修では最初に、文化の違いを乗り越えて相手を理解し、正確に意思疎通できるスキルを身に付けることの重要性を解説。そのうえでグループワークを実施し、実務で外国人留学生と接する際に困った出来事や不安に感じたことなどについて、参加者それぞれの経験を共有しました。また、的確にコミュニケーションを取るためには、ゆっくりわかりやすく話すだけでなく、表情や声の抑揚などにも気を配った方がよいことを解説。そのうえで、実際の場面を想定したロールプレイも行い、参加者相互のよかった点や改善点などを共有しました。

参加者からは、「相手に良い印象を与え、わかりやすく話すという姿勢は、日本人同士のコミュニケーションでも大切なことであると感じました。ここで学んだことを職場でも実践していきたい」「昨年もこの研修に参加しましたが、わかってはいても実践できていないことも多かったことに気がつきました。おもてなしという言葉の枠をこえ、聞く側と話す側が互いを尊重することが大切であることや、よりよいコミュニケーションのためには、日ごろから意識してトレーニングを積むことの大切さも学べました」といった声が聞かれました。