教職員向けに「英語タイポグラフィ研修-ざんねんな英語表記から“正しく伝わる”英語表記へ」を開催しました

東海大学では1月26日にオンラインで、グローバルSD・FD研修「英語タイポグラフィ研修-ざんねんな英語表記から“正しく伝わる”英語表記へ」を開催しました。街中で目にする看板や案内表示、注意書きなどに使われる英語表記の間違いや不自然な表記を学び、学内における英語案内の意図・情報が正しく伝わるための改善点を見出すことを目的に企画したもの。今回は12名の教職員が参加しました。

当日は、法人・教育機関向けのグローバル研修を行うインターナショナルエジュケーションサービス株式会社の冨田八枝子氏と、ネイティブ講師のジェレミ・ドロウィン氏を講師に招きました。文字を読みやすいフォントで適切な位置にレイアウトし、伝わりやすいデザインを作る「タイポグラフィ」をテーマに、英語表記で正しく分かりやすく伝えることを軸に、実際に学内や街中で見かけた案内表示や注意書きを題材にして書かれている英文が正しい文章表現になっているかをチェックしました。冨田氏は、「正しい英語表記を考える前に、伝えたいことを整理して読みやすい日本語の文章を組み立てることが大切です」と、読む人の目線に立ち理解しやすい文章を作ることの重要性を強調しました。グループワークでは、提示された事例に適した表現方法をディスカッションすることで参加者相互の理解を深め、ドロウイン氏がネイティブ視点で読んだ際の注意点などを説明しました。その後、WEB検索やAI翻訳を用いた英文表現の探し方を紹介。最後に冨田氏は参加者に対し、「100点満点の表記は難しいため、まずは伝わることを意識して、少しずつ試行錯誤してみてください」とエールを送りました。質疑応答の場面では活発に意見が寄せられました。