「Virtual Irago Conference 2020」を開催しました

東海大学では12月11日にオンラインで、「Virtual Irago Conference 2020」を開催しました。この催しは、国内外の研究機関や企業で活躍する研究者・学生が最新の研究動向に触れ、ネットワークをつくる機会として東京電気通信大学と豊橋技術科学大学、本学が共同で毎年開催しているものです。マイクロ・ナノ研究開発センターの喜多理王教授(理学部物理学科)と槌谷和義教授(工学部精密工学科)が運営委員として企画・運営に参画。例年は世界各国の研究者らを会場に招いて開いてきましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けてオンラインでの開催となりました。

研究者や学生ら100名が参加した今年度は、全体テーマを「LIVING with COVID-19」に設定しました。各国の研究者が新たなウイルス検知技術やモデル動物を用いた研究成果などを報告。本学医学部医学科の中川草講師も講演し、遺伝学の観点から見た新型コロナウイルスの特徴を解説しました。また、当日はオンラインでのポスターセッションも実施し73件の発表がありました。参加者らは設定したアバターを使って会場を回り、互いの研究を紹介しつつ今後の展望や将来性などについて意見を交わしていました。

また新型コロナウイルスが企業や学生、大学に与えた影響を語り合うパネルディスカッションも開催。インドやインドネシア、パキスタン、エジプト、中国、スペインにおける新型コロナ感染の現状や社会的な損害、政府の対応について紹介されたほか、日本の研究機関の状況や、日本企業における社員の採用方法と方針の変化、学生側の対応なども語られました。