応用動物科学科の樫村講師が2017年度ティーチング・アワード優秀賞を受賞しました

農学部応用動物科学科の樫村敦講師が、2017年度「東海大学ティーチング・アワード」の優秀賞に選出され、4月2日に熊本キャンパスで行われた授賞式で荒木朋洋九州キャンパス長(農学部教授)から賞状と目録が授与されました。本学では教育の質の向上を目指し、2002年から優れた授業を行う教員らを「ティーチング・アワード」として顕彰しています。1年間の講義科目の授業を対象に行った学生による授業についてのアンケートなどの結果に基づき、大学運営本部を中心とした厳正な審査を経て最終的に学長により決定するもので、2017年度は5名に優秀賞を授与しました。

「動物生態学」や「世界の畜産」などの授業を担当する樫村講師は、動物の生態系や世界の畜産体系について、文化や生態学に沿った文理融合の視点から授業を構成しています。以前より学科全体として、アクティブ・ラーニングを取り入れた授業を展開し、学生が自ら考え学ぶ環境づくりに取り組んできました。樫村講師は、「たとえば家畜に与える飼料について学ぶには、材料となる植物のことを学ぶ必要があります。学生たちは、“動物のことを学びたいのに、なぜ植物のことばかり授業でやるのか”と感じるかもしれません。ですから、授業のはじめに家畜は基本的に草食動物であること、人間が毎日世話をする餌は動物を育てるうえでとても大切であることなど、学ぶ意味を説明することで、学生は理解を深められると考えています」と語ります。「今後も学生が学びたいことを自分で見つけられるよう、さまざまな話題で興味を刺激するような授業をしていきたい」と意気込んでいます。

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