農学部でKMITLの研究者らによる国際交流研究発表会を開催しました

農学部では、7月12日、タイ王国のモンクット王ラカバン工科大学農業工学部(KMITL, Faculty of Agricultural Technology)の教員で本学部に約1ヶ月間研究留学していたニッタヤ・パカマス博士とランパン・クアンプーン博士による国際交流研究発表会を開催しました。これは、本学部が国際学術交流と連携を目的にKMITLと結んでいる協定校交換留学プログラムの一環として行ったもので、学生と教職員約40名が参加しました。セミナー形式での発表内容は以下のとおり。

▶「タイにおけるネピアグラス(Pennisetum purpureum)の利用と土壌塩分および酸性度への耐性に関する研究」(ニッタヤ・パカマス博士)
本学農学部応用植物科学科作物学研究室(阿部淳教授)にて作物の生育・生産に関する研究に従事

▶「キクイモの葉部、花部、塊根部のフィトケミカル組成と抗酸化活性」(ランパン・クアンプーン博士)
農学部バイオサイエンス学科食品機能科学研究室(安田伸教授)にてポストハーベスト後の食品科学に関する研究に従事。

作物の生育や生産が専門のニッタヤ・パカマス博士は、熱帯地域の牧草として期待されるイネ科多年生植物ネピアグラスについて、タイでの利用状況を紹介し、塩類土壌・酸性土壌での生育に関する東海大学での実験結果を報告。ポストハーベストが専門のランパン・クアンプーン博士は、タイ産キクイモの諸性質と貯蔵中における抗酸化機能等の変化について紹介。受入指導教員の司会のもと、専門的な研究内容について英語での質疑も活発に行われました。終了後には、大学院農学研究科長の小野政輝教授および九州キャンパス長荒木朋洋教授より、研究留学の修了証書が手渡されました。

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