平塚市城島地区の「米づくり・野菜づくり体験」に参加しました

建築都市学部土木工学科(工学部土木工学科※)の梶田佳孝教授のゼミに所属する4年次生5名が11月19日に、神奈川県平塚市の城島地区で行われた地域活性化イベント「米づくり・野菜づくり体験」に参加しました。神奈川県の「地域の支え合い仕組みづくり事業」に採択された「地域資源活用による交流型体験の里づくり事業」の一環で、城島地区地域活動推進会議が中心となり、平塚市と湘南NPOサポートセンターとともに実施したもの。同事業では、4月の「第2回きじまルシェ」にはじまり、6月に田植えとダイコンやジャガイモの収穫、7月に稲の観察会と枝豆の収穫、10月に稲刈りと落花生の収穫と、多彩な企画を実施しており、都市計画について学んでいる梶田ゼミの学生も毎回参加してきました。

今回は、サトイモの収穫体験と交流会が行われ、学生たちは会場設営などの運営に協力。交流会では参加者が感想を述べ、今後の活動への意見交換が行われたほか、地域協力者の紹介や、同事業で収穫した新米と豚汁も振る舞われました。宇山宝輝さんは、「田植えや稲刈りは初めての経験で、こうやってお米ができていくんだと肌で感じることができました。地域の特徴である農業を生かしたイベントだからこそ、多くの人が興味を持って参加しているのだと思います。現場に出ることで多くのことを教えてもらいました」とコメント。藤本樹さんは、「高齢化が進む町で、子どもからお年寄りまで幅広い年齢層の人が交流できる貴重な場になっていると感じます。こうしたつながりは災害が起きたときにも重要になるので、今後も続けてほしい」と話し、「研究で人口増減のデータなどを見ていると、交通の便が悪くても特定の場所だけ人が増えていることがあります。こうしたイベントも一役買っているのでは」と学びを得た様子でした。

同事業実行委員長の石塚崇氏は、「高齢化が進み、若者が出入りすることは少なかったので、学生たちが来てくれて地域住民はとても喜んでいます。いつも前向きで、積極的に力を貸してくれたおかげでイベントも盛り上がりました。3年かけて実施してきた本事業は今年が完成年度となりますが、今後も活動を続けていくために、次のアイデアを一緒に考えるところから参加してほしい」と期待を語りました。

※東海大学工学部は2022年4月から工学部と建築都市学部の2学部に改編され、土木工学科は建築都市学部を構成する学科となりました。