建築都市学部の岩﨑克也学部長の研究室では5月8日に湘南キャンパスで、来年3月から横浜市で開催される「Green×Expo2027」(国際園芸博覧会=花博)」に向けた「花博プロジェクト」の会議を行いました。花博は、花や緑、農業、環境をテーマに開かれる国際的な博覧会で、世界各国や企業、自治体などが参加し、庭園や花の展示、最新の環境技術、自然と共生する暮らしなどを紹介するイベントです。同プロジェクトでは、公園や広場といった屋外空間の計画・設計に携わる企業・専門家で構成されるランドスケープコンサルタンツ協会(CLA)と連携し、花博の事業の一つである「Kids Village」内の空間デザインを担当。また、本学科の前身である工学部建築学科で教鞭を執った建築家の杉本洋文元教授が隣接するエリアを手掛けることから、2つのエリアをつなぐ横断的なデザインの設計に取り組みます。


当日は、CLA担当者4名と杉本元教授が来学し、CLAの髙橋和嗣氏が花博の開催概要や5つの共創事業、出展予定エリアの樹林の様子などを説明。ウェルビーイングの実現を目標とした空間設計の意図や、子ども向けのワークショップのアイデアなどを語りました。また、今回は神奈川県内で唯一演習林を所有し、林業教育を展開する県立吉田島高校と連携することから、杉本元教授が同校の取り組みや素材を生かした設計手法について解説しました。続いて、大学院生2名と岩﨑学部長がデザイン案を発表。原木を生かしたウッドデッキや、2つのエリアを自然につなぐランドスケープデザイン、昆虫が産卵や越冬するための人工的な巣箱「インセクトホテル」を擁した空間設計など、3D画像や模型を用いて説明し、意見を交わしました。今後は吉田島高校での加工場見学や、CLAとの共同ワークショップなどを通じてデザイン案をブラッシュアップし、設計・製作に取り組む計画です。


三浦颯太さん(工学研究科1年次生)は、「国際的な一大イベントに携われる貴重な機会だと思い、率先して手を挙げました。学内だけでなく、日本全国、そして世界中の方々に製作物を見てもらえるので、将来につながる大きな経験になると考えています。会議を通じて、CLAの方々ともデザインのイメージや考え方が近いと感じたので、今後の高校見学やワークショップなどを通じて設計に必要な情報を集め、よりよい作品にしていきたい」と話していました。