生物学部の和泉光則教授がクラウドファンディングに挑戦しています

生物学部の和泉光則教授(生物学部海洋生物科学科)の研究がこのほど、東海大学総合研究機構の2022年度「クラウドファンディング型社会発信研究補助計画」の一次採択に選出され、3月30日(木)まで学術系クラウドファンディングサイト「academist(アカデミスト)」で研究資金の寄付を募っています。

この取り組みは、「academist」を運営するアカデミスト株式会社と総合研究機構のパートナーシップ契約に基づき学内公募したテーマの研究費の支援を、寄付金額が目標に達した場合のみ成立する「All or Nothing型」で募り、研究遂行に必要な経費の半分を獲得した際に残りの研究費を同機構が補助する制度です。

和泉教授の研究は「北見薄荷(ハッカ)の歴史を語り継ぐ人たちの熱い想いを化学教材に残したい!」がテーマ。

この研究を通して成し遂げたいことは、「化学実験を通して、過去の事実だけでなく、そこに様々な人がいて、その人たちの心や気持ちが今もあることを、学生たちに伝えたい。ここにこそリベラル・アーツ教育の本質があると、私は信じています。北見薄荷には、歴史的側面として、明治時代に入植した屯田兵が持ち込んだ苗から広まり、仲買人に苦しんだ大正時代を経て昭和8年に北見に薄荷工場が建設され、昭和14年に世界シェア70%を記録しました。しかし世界大戦、貿易自由化、合成化学という時代の変遷に対応できず、昭和58年にハッカ工場が閉鎖しています。また化学的側面として、薄荷農家は収穫した薄荷草から水蒸気蒸留法によって精油を分離します。和薄荷の精油はメントール含量が多く、冷却すると容易に結晶化するので、遠心分離によってメントールを取り出すことができます。私はこの題材を化学実験に導入し、歴史を振り返りながら実習する授業を完成しました。現在、さらに充実させるべく、資料調査や現地取材を続けています。北見薄荷の教育素材は、高校の探究活動や生涯学習に大いに役立つ教育コンテンツなので、全国にアピールして様々な教育に役立ててもらいたい。これが、私の最終到達点となります」と、和泉教授は熱く語っています。

詳細は以下のリンクよりご確認ください。
https://academist-cf.com/projects/286