文化社会学部北欧学科では5月26日に、湘南キャンパスでデンマークにあるBOSEIフォルケホイスコーレ※との交流会を実施しました。お互いの関心や理解を深めることを目的にBOSEIの日本研修旅行時に交流会を行っていましたが、新型コロナウイルスの影響で中断していました。4年ぶりの実施となった今回は、デンマークから約50名が来訪。北欧学科で開講している北欧言語の入門科目受講者のほか、BOSEIへの派遣留学の経験がある学生らを中心に約110名が参加しました。
授業では、両国の学生が数名のグループに分かれて懇談。自己紹介をした後、好きな食べ物やお互いの国で行きたい場所、学校で取り組んでいる勉強などについて質問し合いました。また、キャンパスツアーも行い、1号館や武道館、キャンパス中央の噴水横の人魚姫像などを見学。BOSEIの学生は、「もともと日本に興味があったので、来ることができてうれしい」と話しました。参加した本学の学生は、「北欧の言語や文化を学びたい気持ちがよりいっそう強くなった」「留学中に出会った友人と久々に再会できてうれしかった」と話していました。
北欧学科学科長代行の上倉あゆ子准教授は、「世代が近い北欧の人々とキャンパス内で交流し、学生たちにとって非常にいい経験になりました。本学科としても、4年ぶりにBOSEIの皆さんを迎えることができて大変うれしく思います。今後も交流を深めていければと思います」と語りました。
※BOSEIフォルケホイスコーレ
デンマークの首都コペンハーゲンより車で約1時間のプレスト市にある18歳以上の成人を対象とした寄宿制の教育機関(国民高等学校)。東海大学付属デンマーク校の施設と教育理念を引き継いだデンマークの教育機関として2009年に開設され、武道を中心に、スポーツ、日本語や英語、外国人向けのデンマーク関連講座を開講しています。北欧をはじめ、ヨーロッパ諸国や日本、アジア諸国からも学生が入学。本学とも交流協定を締結しており、本学学生の海外派遣留学先ともなっています。