高校生に対する社会心理学の模擬授業

 去る9月15日に神奈川県内の高等学校で、また12月7日には静岡県内の高等学校で、高校生を対象に、社会心理学についての模擬授業を行いました。
 神奈川県の高等学校では、「仕事の心理学-楽しく働く人になる-」というテーマで授業をしました。
 具体的には、職業生活で優れた成果をあげている人が持っている仕事や人間関係に対する態度と行動の特徴(コンピテンシーと言います)はどのようなものか、                                                   高校生が、学校生活で取り組んでいる活動や周囲の人との関係の中で、どうしたらコンピテンシーを身に付けることができるかについて、お話しました。

  
 静岡県の高等学校では、「モチベーションとコミュニケーションの心理学-心がわかれば、自分がかわる-」というテーマで授業をしました。
具体的には、高校や大学生活で、学業や課外活動に意欲を持って取り組んだり、周囲の人と信頼関係を築くためには、どのような考え方や行動のしかたをすればよいのかについて、お話しました。
 参加した生徒の皆さんは、日常の学校生活で、学業や部活動への取り組み方や、周囲の人とのコミュニケーションについて問題意識を持っていて、最後まで、真剣に話を聴いていただきました。短い時間でしたが、私にとっても有意義な模擬授業でした。

心理・社会学科教授 浅井千秋