5月11日(土)13:30~、「知のコスモス」〈室井光広から受け継ぐもの〉を開催します

5月11日(土)13:30~17:30、湘南校舎11号館206教室において、「知のコスモス」〈室井光広から受け継ぐもの〉を開催します。
2011年度まで文芸創作学科で教壇に立たれた室井先生は、1955年福島県会津の生まれ、ボルヘス論で群像新人賞を受賞し、小説「おどるでく」で芥川賞を受賞し、詩・批評・小説を横断する諸作品を残した、稀代の文学者でした。が、惜しくも2019年、64歳で急逝されました。室井先生は何を達成しようとしたのか、わたしたちが受け継ぐものは何か、考えるきっかけになるような会にしたいと思います。


第1部はシンポジウム〈室井光広が残したもの~辺境・民俗・出版について〉。司会は室井先生の教え子で、シモーヌ・ヴェイユ論で群像新人賞を受賞した川口好美さん、パネラーは文芸批評家の藤田直哉さん(日本映画大学准教授)と、編集者で文芸批評家の仲俣暁生さん(大正大学教授)。

川口好美さん


第2部はパフォーミングアーツ〈言葉と身体の劇場~室井光広「おどるでく」をめぐる〉。静岡県舞台芸術センター(SPAC)を中心に国内外で活躍する俳優・布施安寿香さんによる一人芝居です。台本も布施さんのオリジナル。
第3部は文芸創作学科卒業生座談会〈わたしたちはこんなふうに文学を学んだ〉。語りあうのは、川口好美さん、竹田信弥さん、沼田梓さん。文学をめぐる師弟の交流を、さまざまな角度から紹介して、これから文学を学ぼうとする人たちの参考になれば、幸いです。竹田さんは「双子のライオン堂」という個性派書店を経営しながら、文芸誌「しししし」を編集出版し、書店論など多数の著作を発表しています。
終了後、ささやかながら懇親の場も用意しています。
参加無料、一般歓迎、事前予約不要!
5月の土曜午後のひととき、文芸の未来をいっしょに探ってみませんか?
※問合せ先:文化社会学部文芸創作学科 三輪太郎 lestroiscercles@ybb.ne.jp

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