「基礎ゼミナール」合同発表会を行いました

 7月10日に「基礎ゼミナール」合同発表会を行いました。
 「基礎ゼミナール」は2年生春セメスターに開講する心理・社会学科の科目です。自分たちで課題(問い、疑問)を立てて、それにもとづいて先行研究を調べ、さまざまな資料や情報を集めて、調査票を作成して、調査を実施します。「先行研究の議論と調査データにもとづいて問いを考える」という論理的な思考を学び、身につけることが目的です。3年生からの「ゼミナール」につながる科目として位置づけています。
 11~12名のクラス(ゼミ)に分かれて、自分たちで研究の問いを立てて、調査を実施しました。調査結果は表計算ソフトや統計解析ソフトウェアを用いて分析を行い、その結果をパワーポイントにまとめて発表を行いました。
 各ゼミの研究テーマは、「大学生はMBTI診断をどのように使っているのか」、「大学生の生活満足度要因」、「SNSのリツイート促進要因」、「友達って何?:現代の大学生の友人関係について」、「理不尽の探究:特徴の分析と対処法の検討」、「AIと犯罪の未然防止:人狼ゲームを用いた調査」、「子どもが暴力表現のある映像を視聴することの是非:年齢制限の問題と子育て・教育での活用をふまえた検討」、「睡眠時間と幸福:「寝不足だけど幸せ」はありうるか?」、「大学生における『友人のきょうだい関係』の推測」、「SNS利用によるストレス」、「東海大生の先送りの心理」などでした。
 この授業を通して、調査データにもとづいて考えることで「発見」「気づき」を得られることがある、さらに分からないこと(=新しい問い)が見つかるという実証的研究の醍醐味を体験することができたと思います。