8月25日に新潟県佐渡市稲鯨地区で催された北野神社の例祭(稲鯨祭り)に、アジア学科の学生4名が参加しました。先月、世界文化遺産に登録されたばかりの「佐渡島の金山」に近い、元鉱山町の宿に5泊6日の日程で宿泊し、稲鯨集落の青年団と交流しながら、祭りに加わりました。
高齢化と人口減、さらにコロナ禍に直面する中で、お祭りは縮小化が進み、活気が失われつつあります。昨年より再開されたお祭りですが、華でもあった、神輿のおけいり(還御)の際に、青年団が木遣りを歌い、神輿の進行を妨げる熱い攻防は行われなくなりました。
そこで今回、アジア学科教員の杉本と、集落の役員と青年団とが話し合い、少しでも活気を取り戻したいと、踊りを披露する芸山車(げいやま、「たな」ともいいます)の刷新に挑戦することになりました。
踊り手の高齢化で、島内で引き受けてくれる人がいないことも、背景にありました。
日本舞踊を長年習っているアジア学科学生の飯塚紫方さんと、彼女のお仲間2人に頼んで、各所で踊ってもらいました(門付けともいいます)。
ここに、集落の小学生の女子児童が加わり、大変な好評を得ました。
撮影班の3人は、撮影の合間に、ところどころで神輿を曳いたり、祭りの儀礼に参加したり、獅子舞に挑戦したりしました。
3人はそれぞれ、長野、静岡、島根と地方出身者ですが、地元の祭りでは体験できないことが多く、楽しんでいました。
今回は予備撮影で、来年が本撮影になります。
引き続き、集落と話し合いながら、撮影だけでなく、祭りへの学生の参加を積極的に進めていく予定です。
稲鯨集落の皆様につきましては、こうした機会を与えていただき、ありがとうございました。
なお、お祭りの模様は、新潟テレビでも放映され、ネットニュースとしても見ることができます。
是非ご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=2oaFYqzi-xs
(文責・写真: 杉本浄)
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