「第17回神奈川チャレンジプログラム」で広報メディア学科の4つの学生全チームが同時受賞!

「広報メディア学科スピナッチ!!」です。

今回、神奈川経済同友会主催の第17回神奈川チャレンジプログラムにおいて、小泉眞人教授のゼミに所属する4つの学生全チームが同時受賞しました。そこで、受賞された4チームの副リーダーの方々にお話を伺いました。

今回のプログラムでは、神奈川県内の19の大学と31社の企業が参加しました。全部で157チームの学生チームが、入賞を目指して、論文と企業プレゼンテーションに挑戦しました。12月15日の授賞式(横浜みなとみらい)には約400名の学生が集まり、互いの健闘をたたえ合いました。

授賞式(2021.1215、横浜)の会場の様子
広報メディア学科の小泉ゼミと政治経済学部の八木ゼミの合同写真
小泉ゼミのみの受賞メンバー

1)俣野チーム
企業名:株式会社京急システム
テーマ名:品川駅周辺再開発を活かした新たな IT サービスの提案
受賞:最優秀賞
リーダー:俣野 百合子(3年)
副リーダー:黒尾 みさき(4年)
メンバー:北井 萌々香(4年)
メンバー:立石 一登(3年)

Q.受賞された現在の率直な気持ちを教えてください。

黒尾:「やり切った」というのが率直な気持ちです。テーマ選定からの約5ヶ月間、チームで掲げた目標に真正面に取り組んで参りました。メンバーそれぞれの努力と気持ちを最優秀賞という形として頂けたこと、とても嬉しく思っております。

Q.論文をチームで作成していく上で大変だったことを教えてください。

黒尾:ITを用いた施策の考案です。私達はITに関しては全くの素人だった為、まず初めに「現状どのようなITが存在して今後どのように発展していくのか」という視点でIT知識をインプットしました。その上で京急や品川とどのように親和させ、且つどのようにオリジナリティを出すかについて悩みました。チーム全員で様々な角度から議論を重ねることで、オリジナリティや親和性が有りながらも必要性が高い施策を提案することが出来ました。

Q.今回のプロジェクトを通して学んだことを教えてください。

黒尾:メンバーそれぞれの立場となり考えることです。当たり前のことですが、議論をしていると客観的な視点を忘れがちになります。自らの意見のみの押し通しは平行線の話し合いにしかなりません。テーマの読み解きや施策考案を行う中で、どのような思考でその意見に至ったのか、その意見はどこにどのように活かせるのか、客観的に全員で話し合い、自分と他人の意見を冷静に其々の中に落とし込むことの必要性を学びました。

Q.プロジェクトを通して学んだことを今後どのように活かしていきたいですか?

黒尾:産学プロジェクトを通して、お話し切れない程多くのことを学ばせて頂きました。私たちの約5ヶ月間が最優秀賞という形として残せたのはチームの力だけではなく、御指導頂きました小泉先生や、同期を始めとする本当に沢山の御力添えがあったからだと思っております。最優秀賞を頂きましたがまだまだ未熟であり、学ぶことは沢山あります。春から4年生メンバーは社会人として、3年生メンバーはゼミを引っ張っていく4年生として、この経験を踏み台として活かし、これからも謙虚に貪欲に学び続けたいと思います。

2)宮崎チーム
企業名:京浜急行電鉄株式会社
テーマ名:ウィズコロナ・アフターコロナにおける三浦半島エリアへの旅客誘致策

    (企画きっぷ等を活用した新しい三浦半島の過ごし方の提案)
受賞:最優秀賞
リーダー:宮崎 真優(3年)
副リーダー:野入 瑞葉(4年)
メンバー:楮畑 愛実(3年)
メンバー:魚地 優輝(4年)

Q.受賞された現在の率直な気持ちを教えてください。

野入:.頑張ってきて本当によかったの一言です。
これまでのチームと共に費やしてきた時間と努力が結果として返ってきたことが1番嬉しかったです。

Q.論文をチームで作成していく上で大変だったことを教えてください。

野入:論文全体の一貫性、読み手側に伝わりやすい文章の構成です。チームで協力し、分担作業で取り組んだからこそ、論文全体に統一感が損なわれないように作り上げていく作業が大変でした。皆でこまめに通して読み直すことで、全員で1つの論文を作り上げることができたと思います。

Q.今回のプロジェクトを通して学んだことを教えてください。

野入:フィールドワークや現状分析の大切さと、チームで1つの施策を作り上げていく上で必要なチームワークです。課題について深く理解することが施策の核心を作り上げますし、全員で共通認識を持ちながらそれぞれの得意な事が発揮できる環境づくりが良い施策をチームで作る上で必要なんだと学びました。

Q.プロジェクトを通して学んだことを今後どのように活かしていきたいですか?

野入:今回頂いた最優秀賞は、長い間本当に沢山の方からの助けがあったからこその結果だと思っています。これからも沢山の人の支えに感謝することを忘れない心を持ち続けたいです。そして、私は現在4年生の為、来年から社会人になりますが、今回チーム全員で全力で走りることが出来たという結果を自信として仕事に活かしていきたいです。

3)小南チーム
企業名:湘南ステーションビル株式会社
テーマ名:環境変化に対応した豊かな暮らしを創造する新しいビジネスの提案
受賞:優秀賞
リーダー:小南 杏(3年)
副リーダー:大塚 泰成(4年)
メンバー:柳原 怜奈(4年)
メンバー:山田 成美(3年)

Q.受賞された現在の率直な気持ちを教えてください。

大塚:入賞できたことへの安堵の気持ちが大きいです。自分のチームはもちろん、本ゼミから参加した全4チームの入賞は全員の目標でもあったので、その達成感もあります。コロナ禍での約5ヶ月間、初めての挑戦に戸惑いながらもそれぞれが真剣にテーマと向き合い続けた結果に、今は満足しています。

Q.論文をチームで作成していく上で大変だったことを教えてください。

大塚:不安と焦りの中で、モチベーションを維持することは大変でした。答えのない中でも結果を求め、チーム全員が同じ方向を向くことは当たり前のようで難しいことでもありました。論文作成における現状分析、取材など一挙手一投足の労を惜しまず、目の前の課題をひとつずつでもこなしていくことで、克服できたのではないかと思います。また、入賞できたからこそ言えることかも知れませんが、現地での取材調査はどのチームにも負けないくらい重きを置いていたので、その頑張りが報われたことは、素直に嬉しいです。

Q.今回のプロジェクトを通して学んだことを教えてください。

大塚:得意不得意に限らず、それぞれが自分の役割を自覚し、「考えること」をやめないことに意味があると思いました。論文作成やプレゼンテーション準備を含め、課題は常に山積みだったので、特にその意識は忘れないように心掛けていました。学年関係なくフル稼働で取り組んでいた私たちのチームメンバーは特に身をもって学ぶことができたのではないかと思います。

Q.プロジェクトを通して学んだことを今後どのように活かしていきたいですか?

大塚: 今回の産学プロジェクトでの結果は、沢山の方々のご協力あってのものだと思っています。こうして人との繋がりを深めながら、1つの目標を達成する機会を与えていただいたことにまずは感謝し、励みにしていきたいと思います。また、これからそれぞれ新しい環境、立場で色々な挑戦があると思いますが、今回学んだことを糧に、そしてこのゼミで学んだポジティブ精神を携え、努力していきます。お世話になった先生には、そんな直向きな姿を見せることで恩返ししていけたらと思います。

4)東チーム
企業名:川崎信用金庫
テーマ名:「地域のベストサポーター」を目指す川崎信用金庫が SDGs の観点からできること
受賞:優秀賞
リーダー:東 莉央(3年)
副リーダー:渋谷 海斗(4年)
メンバー:今井 祐里(4年)
メンバー:北郷 楓果(3年)

Q.受賞された現在の率直な気持ちを教えてください。

渋谷:嬉しいというよりは「安心した」という気持ちが一番強いです。産学始動から誰も正解がわからない中で、日々結果を求め、考え、行動してきた5ヶ月間であったので、このような気持ちが一番初めに芽生えたのだと感じています。

Q.論文をチームで作成していく上で大変だったことを教えてください。

渋谷:メンバー全員が意見をだしやすい環境作りです。メンバー構成が4年生、3年生2人ずつということもあり、どうしても最初は4年生の意見に3年生が賛同するという構図になってしまいました。テーマが信用金庫という私たちからは馴染みのないカテゴリーであったため、一見関係のない意見が実は大きなヒントになることもあるため、そうした瞬間を逃さないためにも、授業外での交流などを盛んに行うなど、メンバー全員が意見を出しやすい環境作りを徹底しました。

Q.今回のプロジェクトを通して学んだことを教えてください。

渋谷:全員の頭の中で目指すべきゴールを一致させることです。チームで1つの課題に取り組むため、やるべき作業は認識していても、その作業は何を目指して行うことなのかを共有していなければ意味がありません。1つの宿題をとっても、何のための宿題なのかがブレていると、取り掛かかり方が人それぞれ異なり、時間が無駄になってしまいます。作業をするのがゴールではなく、ゴールを目指すための作業、という認識の一致が、チームで1つの課題に取り組む上でとても重要であることを学ぶことができました。

Q.プロジェクトを通して学んだことを今後どのように活かしていきたいですか?

渋谷:今回このような結果をいただくことができたのは、チームのメンバーや小泉先生はもちろん、ゼミの先輩方や企業の方々など、沢山の方々のご協力があったからこそです。こうした方々への感謝の気持ちを忘れず、また今回の結果に胸を張り、4年生は社会人として、3年生はゼミを引っ張っていく存在として、それぞれ新しいステージで精進していきたいと思います。

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インタビューに応じてくれた各チームの副リーダーの方々ありがとうございました。
これからも広報メディア学科の学生のご活躍を期待しています!

以上、広報班スピナッチ!!でした!
次回もお楽しみに!
執筆者:広報班スピナッチK.K