倉数茂先生の著書「名もなき王国」の文庫版が、ポプラ社から刊行されました。
この作品は2018年にポプラ社から単行本として世に出されましたが、その年の日本SF大賞、三島由紀夫賞にダブルノミネートされて、話題を呼びました。
画像では銀色の帯に光が反射してはっきり見えませんが、大森望、彩瀬まる、日下三蔵、朝宮運河、辻原登、門賀美央子、各氏の推薦文が帯文に列挙されています。
その中から3氏の文章を引用します。
「ファンタジーとミステリーの要素が絶妙に溶け合う、幻想の迷宮。物語という病に憑かれる甘美な体験を満喫させてくれる」(大森望氏)。
「こんなにも美しく咲いた大輪の物語をほかに知らない」(彩瀬まる氏)。
「深い思索とリリシズムがタペストリーの裏地のように沈められた、エンタテーメントの秀作」(辻原登氏)。
いずれも絶賛です。
どうぞ、「至高の愛の物語」を手にとって、お愉しみください。
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