文藝工房編集委員が、本学科卒業生の川口夫妻が経営するカフェ「てんでんこ」にて合宿を行いました。4年次生の上野幹人さんが報告します。

 9月20日と21日にかけて、文藝工房編集委員会に所属する5名(内2名は元所属)が、川口夫妻(好美さん、舞子さん)が静岡県川根本町で経営するカフェ「てんでんこ」にて、合宿を開催しました。「てんでんこ」の意味は「めいめい、各自」というもの。三陸地方にて伝わる方言であり、東日本大震災の時には「命てんでんこ」、つまり「各々何としてでも生き残れ」という意味で使われたこともあります。川口夫妻がこの自主性を重んじる言葉に共感し、お店の名前に決めたのだそう。

 合宿の主題は勉強会。文芸評論家として活躍される川口好美さんを交えて行われました。合宿初日は児玉雨子の読書会、4回生上野の卒業制作草稿討論会、2日目は社会人になってからの読書の仕方、書き続けることの難しさについての話し合いとなりました。どれをとっても充実した内容となり、特に2日目の話し合いの際には、文芸創作学科のOB・OG生主導のサークルを開こうという話が挙がり、これから一層文芸創作内での交流が盛んになると、参加者一同の胸が躍りました。また、勉強会の他にも、ボードゲームをしたり、「夢の吊り橋」という観光名所を巡ったりと、夏休みを締めるにはこの上ないイベントで、満場一致の大満足という結果に終わりました。

 そんな合宿でしたが、5名の寝食と移動は川口夫妻の全面バックアップという温かい歓迎の下行われました。この場を借りて、改めてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。(文責:上野幹人)

関連記事
「本学科卒業生の川口好美さん・舞子さんご夫妻を、静岡県の川根本町に訪ねました」
 https://www.u-tokai.ac.jp/ud-cultural-and-social-studies/news/4933/