アジア学科の授業の一部を公開します! 第2弾 アジアの世界遺産

皆さんはアジアに世界遺産がいくつあるか、ご存じでしょうか。
アジア地域・太平洋地域には277もの世界遺産があるそうです。アジアの多様な世界遺産を東海大のアジア学科でわかりやすく紹介しているのが『アジアの世界遺産』の授業です。
今回は、学生にも人気のこの授業の一部を動画で公開します。
アジアの世界遺産を担当しているアジア学科の教員は春田晴郎先生です。
※アジアの世界遺産の授業は佐藤恵子先生と交代で行われています。

【アジアの世界遺産の授業について春田先生に聞きました!】

Q1.授業で紹介するアジアの世界遺産の中で春田先生がイチオシする世界遺産はどこですか。その理由も教えてください。
A1.ペルシア庭園(イラン)です。2011年、イラン国内9つの庭園がまとめて1つの世界遺産として登録されたものです。乾燥地帯にあるイランでは庭園は非常に重要で古くから都市計画の中心をなしていました。イランの世界遺産ではありませんが、インドのタージ・マハルなどもペルシア式の庭園を備えています。9つもありますと知名度も様々でシーラーズのエラム庭園、エスファハーンのチェヘル・ソトゥーン庭園、カーシャーンのフィーン庭園のように観光客が絶えないところもあれば、ひっそりとして誰もいないところもあり(『源氏物語』をなんとなく思い出しました)、そういう対比も面白いです。

Q2.アジアの世界遺産の授業では、学生に何をもっとも伝えたいですか。
A2.いろいろな国のいろいろな世界遺産を学ぶことで、自分の知る「世界」を広めていってもらいたい、と思っています。そのために、今回の授業のように鉄道の世界遺産も扱いますし、自然遺産についても1回費やして扱います。さらに、世界遺産がまだ登録されていない国でも素晴らしい自然や文化遺産が存在していることを示します。世界遺産のネガティブな面にももちろん触れますが、それでも様々な世界遺産について学ぶことが「きっかけ」になって世界に目を向けてもらえたら、と思って授業しています。

Q3.授業に興味をもってもらうための工夫を教えてください。
A3.以前から、写真や短い動画もなるべく見せるようにしていました。現在は漫画風のパワーポイントスライド(をPDFにしたもの)を投影しながらの授業になっていますが、この漫画風のスライドはコロナで遠隔授業を行なう際に採用したものです(それ以前からパワーポイント投影が中心でしたが)。同じ内容でも字だけのスライドと誰かがしゃべっているようなスライドでは、後者の方が親しみが持てるだろう、と考えてのものです。また、「アジアの世界遺産」ですが日本と結びつくものについてもなるべく話すようにしています。たとえば、今日はレールの幅が狭い鉄道の紹介する時には、日本の四日市の鉄道の写真(自分で撮ったもの)などもあわせて入れています。

興味深い授業ですね、実際に11月9日の授業で配布された資料を閲覧できます。
興味のある方はこちら↓
https://drive.google.com/file/d/11BUDPSRZH9rXkiY2vmxdLsJnTcFnTacJ/view?usp=share_link

☆アジアの世界遺産を履修した学生の声を聞いてみましょう。

・授業を通して様々な世界遺産を知ることで、その国の魅力や文化に触れることができて、実際に海外旅行に行った気になれた。(アジア学科4年女性)

・世界遺産について話した時ほとんどの人が興味をもっていた。(アジア学科3年女性)

・世界遺産について学び、アジアにある世界の風習や人々について知ることができます。 インターネットを通じて現地を訪問し、文化を守ることの重要性を知りました。(アジア学科2年男性)

皆さんもぜひアジア学科で『アジアの世界遺産』の授業を受講してみてくださいね。