北欧学科では学科独自の就職支援制度を実施しています

文化社会学部北欧学科では、本学科の学生を対象とした独自の就職支援制度を実施しています。北欧の企業や団体の業務を実際に経験する機会を設けることで、卒業後のキャリアを考えるとともに、北欧社会や文化への理解を深めるきっかけにしようと、北欧にルーツを持つ企業や団体と連携し、2020年度から実施しているものです。

7月22日には、湘南校舎とオンラインを併用して株式会社スウェーデンハウスの企業説明会を開催。インターンシップに参加する3年次生と就職活動中の4年次生に向けて、オリコン顧客満足度(ハウスメーカー注文住宅)で8年連続総合1位を獲得するスウェーデンハウスの働き方や事業などを知る機会にするとともに、北欧企業ならではの取り組みを学ぶために企画したものです。当日は、スウェーデンハウスの採用担当者が北欧のようなまちづくりをコンセプトにつくられた北海道のSweden Hillsの街並みなどを紹介しました。

また、北欧に関連した事業を展開する企業へのインターンシップも実施。昨年3月からは、北欧のオーガニック商品などを取り扱う有限会社Scanjapのインターンシップに3名の学生が参加しています。参加学生を募集し、土屋媛香さん(3年次生)と長渡美歩さん(3年次生)、前之園あかりさん(2年次生)が参加。商品の価格平均やトレンドなど、他社ブランドとの競合調査を在宅で行うとともに、社員に同行して商品を取り扱うバイヤーや販売店舗に訪れて現地調査に取り組みました。また、同社が販売するリップの色見本制作や広告棟となるインフルエンサーの提案、Instagramのライブ配信機能を用いて商品紹介なども担当。さらに、今年の9月23日から25日まで、朝日新聞主催で開かれた体験型イベント「GOOD LIFEフェア2022」と、10月26日から30日に松坂屋上野店で開かれた「北欧展」での運営に参加し、就業体験の一環として会場内のブースで化粧品やアクセサリー、北欧雑貨などを来場者に紹介しました。現在もインターンシップに参加する土屋さんは「2つのイベントに参加した際に、SDGsに関心のある来場者の方が多く、北欧のSDGs目標達成度の高さをあらためて実感しました。また、北欧関連企業に勤める方の大半が服装や髪型が自由で、始業時間もさまざま。こういう働き方もあるのかといい経験になっています。インターンを通じて、自分にとって1番だと思える働き方を考えていきたい」と話していました。

今年8月から9月末にかけては青木思穏さん(2年次生)さんが、アイスランド沖合と北大西洋で獲れた魚の輸入を手掛ける貿易会社「アイスランディックジャパン株式会社」の夏季インターンシップに参加。期間中は、東京・虎ノ門にある本社で、船積み書類やアイスランドの漁師から送られてくる漁獲量の数値、統計をまとめる作業を担当しています。また、8月23から25日まで東京ビッグサイトで開かれたの「ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」(一般社団法人大日本水産会主催)に、就業体験の一環として参加。事前にポスターやチラシを作成・発注するとともに、当日はブースの出展準備や来場者に資料配布などに取り組みました。アイスランドをはじめ、北欧諸国から来日した企業担当者と交流する機会が幾度かあり、「普段の生活で、北欧出身の方とかかわる機会はほぼないので、インターンを継続してグローバルな環境に身を置きたい」と考えた青木さんは、インターンシップの延長を志願。夏季インターンが終了した10月以降も、週に1日の頻度で就業体験を続けています。青木さんは、「北欧諸国の水産業が栄えていることは、大学の講義で分かってはいましたが、インターンに参加する中で、身近なファミリーレストランや飲食店に魚をおろしていることを知り、北欧をより身近に感じるようになりました。アイスランディックジャパンで働く方は、北欧文化を尊重すると同時にプライベートやアイデンティティを大切にした働き方をしていて、私もいつか北欧に関連した仕事につければと考えています」と話していました。