学生制作のドキュメンタリー番組「ミネスタウェーブ」が放送100回目を迎えました

文化社会学部広報メディア学科(文学部広報メディア学科)のメディアプロジェクト「テレビ班」が制作するドキュメンタリー番組「ミネスタウェーブ」が、3月の放送で100回を迎えました。この番組は、2001年に放送をスタート。取材や編集などをすべて学生が行い、湘南地域の文化や活躍する地域住民らを紹介してきました。現在は隔月で、湘南ケーブルネットワークをキー局として、J:COM関東広域エリア他、12のケーブルテレビ局で放送されています。

101回目となる5月号では、これまでに制作に携わってきた学生や卒業生らのインタビュー、100回目の放送となった3月号制作の裏側を紹介しています。プロデューサーを務める須金香奈さん(3年次生)は、「これまでこの番組を作ってきた先輩方や、現メンバーの番組に対する沢山の思いが見えてくる番組です。今回はその学生たちの番組づくりに学生生活をかけて臨む姿と思いに注目してほしい」と話し、ディレクターの尾前隼士さん(同)は、「17年にわたってミネスタウェーブの放送を続けてきた背景には、多くの先輩方の努力がありました。今回の記念番組には、その思いを代弁するという大きな意味があると感じていました。プレッシャーもありましたし、私がこれまで制作してきた番組とは考え方や思いの強さも違ったように感じています。その分、完成したときには達成感をより感じることができました」と語っています。

文化社会学部の飯塚浩一学部長(広報メディア学科教授)は、「学生によるものづくりは、完成品の質よりもそこに至る過程でどのような経験が積むことができたか大切です。彼らはドキュメンタリー番組を制作する中で、さまざまな人と協力し、ときには意見をぶつけ合ってきました。そこで得た経験を学生生活、社会に出てからの仕事に生かしてほしい」と期待を語ります。指導する五嶋正治教授は、「番組制作は地域社会を対象に取材し、発信する実践的教育です。本学科の学生にとって最高の学びの場であり、今後も回数を重ねていきたい」と話しています。

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