北欧学科が展開するインターンシッププログラムの中間報告会を開催しました

文化社会学部北欧学科では3月22日に、本学科が実施しているインターンシッププログラムの中間報告会を実施しました。北欧の企業や団体の業務を実際に経験する機会を設けることで、卒業後のキャリアを考えるとともに、北欧社会や文化への理解を深めるきっかけにしようと、北欧にルーツを持つ企業や団体と連携して昨年度から実施しているものです。当日は、各企業の担当者やプログラムに参加している学生のほか、今後の参加に興味を持っている学生など約30名が参加しました。

今回の報告会では9社のプログラムに参加している学生たちが、現在の活動やこれまでの成果、今後の活動予定について報告しました。このうち、フィンランドやエストニアなどの観光業務を担っているForesight Marketing社のプログラムでは、近年注目を集めている「サスティナブル・ツーリズム」の概念や国内での実践例などについて調査した結果を報告。また、北欧型の政策立案方法を日本に提案する業務を手掛けるPublic Intelligence社では、市場に流通しているヘルスケアアプリの使い勝手や機能の違いをリサーチし評価する市場調査体験の成果を発表しました。ほかにも、北欧家具メーカー・NIKARI社の家具を扱うJSトレーディングや、菓子・化粧品などの代理店を務めるScanjap社、在日ノルウェー商工会議所、健康食品を販売するアーケル・バイオマリン社、語学教育などを手掛けるEF社のプログラムでは、インスタグラムなどのSNSを使って広報戦略を立案し、情報発信を行っている活動を紹介するなど、新型コロナウイルス感染症の拡大下で対面が難しい中、オンラインを使って行った活動の成果を発表しました。

学生たちは、「これまでの活動を通して、自分自身の成長を実感できています。また、仕事へのやりがいも感じられました。北欧型の企業では時間管理などを自身に任されることもあり、リモートで働くときには自己管理が重要になると感じました」「取引先とのミーティングにも参加させていただくなど、日常の学生生活ではできない経験を積むことができています。これからも精いっぱい努力して、悔いのないインターンシップにします」と語っていました。