鍛圧機械の国際展示会「MF-TOKYO 2023」のバスツアーに参加しました

工学部機械工学科の2年次生が7月15日に、東京ビッグサイトで開催された鍛圧機械の国際展示会「MF-TOKYO 2023」(主催:一般社団法人日本鍛圧機械工業会、日刊工業新聞社)のバスツアーに参加しました。2009年から2年に1回開かれているMF-TOKYOは、工作機械などの切削加工を除く金属加工機械・金属成形機械が一堂に会す国内唯一の展示会です。日本鍛圧機械工業会では、多くの学生に塑性加工技術や鍛圧機械について周知することで、研究者や鍛圧機械産業を目指してもらおうと、参加を希望する大学を対象にバスツアーを企画。窪田紘明講師が担当する授業「機械加工」を履修する2年次生約60名が参加しました。

湘南キャンパスからバスで現地を訪れた学生たちは、初めに日本鍛圧機械工業会の部長 吉村 昌成氏から展示会の概要などについて説明を受けました。コロナ禍を経て4年ぶりに対面での開催となったMF-TOKYOには国内外から233団体が参加。学生たちは自分の興味のあるブースを訪れ、担当者から説明を受けました。学生たちは、「授業で学んだ鍛造や曲げ、深絞り加工などの技術を実際に見ることができ、知識がより深まりました」「それぞれの企業にどのような強みがあるのかを聞けて、就職活動にも生かせると感じました」「これまでのほほんと授業を受けてきましたが、“これが機械工学科なんだ!”と強く実感できました。精密機器との融合や新しい技術の開発が見られ、よい時間を過ごせました」と、口々に感想を話していました。

日本鍛圧機械工業会の専務理事の生田 周作氏は、「さまざまな会社が技術を駆使して加工物を作り出していると知り、将来の道を考えるうえでも大いに役立ったのではないでしょうか。塑性加工や機械工学の領域が世の中のあらゆる分野で使われていることに自信を持ち、これからも日々精進してほしい」と学生たちにメッセージを送りました。窪田講師は、「実際の機械を自分の目で見て、高品質な製品を効率よく製造できる日本の産業の強みや、就職先の選択肢としてBtoBの企業にも目を向けてほしいと考え参加しました。授業で学んだ知識や専門用語を使って説明員の方々と話すことで、自信につなげてくれたのではないかと感じています」と語りました。