『センパイに聞いてみよう!』

学科の卒業生、大須賀悠希さんから高校生へのメッセージを紹介します。 

大学を受験するとき、いろんな学科があるけれど、自分は何に向いているのだろう?今の時点ではまだわからないから、どの学科を受験したらよいかわからない。そう思う高校生のみなさんも多いのではないでしょうか。

でも大丈夫です。自分は何に向いているか、どんな道に進みたいかは、大学に入ってから見つけることができます。大学で学ぶことで培われる基礎的な力は社会の様々な場面で活きてきます。

この記事では、学科の卒業生で現在、NTTアノードエナジーで活躍中の、大須賀悠希さんを紹介します。

(*前身の生命化学科)

――― 生命化学科を卒業した後、どのような仕事をしていますか?

全国のNTTグループのデータセンター設備の現場のとりまとめをしています。サーバーやネットワーク機器によってインターネットや通信サービス維持するために現場やお客様との対応をしております。

――― ネットは毎日使うものですよね。やりがいを感じますか?

サーバーやネットワーク、通信サービスを支え社会に貢献できる点が一番のやりがいだと感じています。現代において通信は欠かすことが出来ないもので、途絶えさせることが出来ない、重要な社会の基盤となっています。その基盤となる設備を保全することは個人や他の企業ではできない仕事であり、最もやりがいと感じる部分です。

――― 学科の専攻である「生物学」とはあまり関係ありませんが、どうしてその就職先を選んだのですか?

大学で学んだことに限らずどんな仕事をしてみたいかという軸で就職先を考えました。多くの人の役に立ちたいという思いから人々の生活の基盤に携わることのできるインフラ業を希望していました。インフラ業界の中でも通信事業は離れていても人と人をつなぐことができる点に魅力を感じ今の会社に就職しました。

――― 大学で勉強したことが今の仕事で活きているな、と思うことはありますか?

理系の仕事のため化学の基礎知識が業務で活きることがありました。一見すると直接関係ないように見えますが、勉強した知識はいつか自分を助けてくれるものだということを実感しました。また、研究活動において課題を見つけ解決する方法を教授と相談し実行するというプロセスは仕事内容にかかわらず社会人として活きてくる経験と感じています。

――― 卒業研究で頑張った経験が社会人になって活きているのですね。研究活動は忙しかったと思いますが、大学生の時はどんな生活をしていましたか?

興味があることにはチャレンジしてみる性格なので、とてもアクティブに動いていました。

勉強、サークル活動、アルバイト、友達との時間。通学時間も2時間30分と長く大変でしたが、全部自分でやりたくて始めたことなので苦ではなかったです。

――― すごくアクティブに大学生活を送られたのですね。生命化学科に在学していた頃の思い出を教えて下さい。

実習や実験が多かったことがとても良かったです。座学より体や手を動かし理解する方が得意なので、授業が楽しかったです。また、選択できる授業の幅も広く自分の興味ある授業を積極的に受けることができました。

――― 最後に、高校生にメッセージをお願いします。

進路ややりたいことがわからない時は、少しでも気分が上がるかどうか、自分自身の機嫌を伺ってみてください。楽しくないと感じることをやり続けるのは苦痛なので、少しでも興味や楽しいと感じることを見つけてほしいなと思います。

後悔は一生残ってしまうので、遊びも勉強も今を大切にしてほしいです!