教員採用試験大学説明会を開きました

工学部では1月7日に湘南キャンパスで、教職を目指す理工系学部の学生を対象にした「教員採用試験大学説明会」を開催しました。これは、神奈川県の中学校 や高校の教員採用制度への理解を深め、学生の進路選択を支援することを目的に毎年開催しているものです。当日は、神奈川県教育委員会教育局の福島正敏さん を講師に迎え、1年次生から大学院生まで約40名の学生が参加しました。

福島さんはまず、自然が豊かで東京都心にも近い神奈川県の特色や、地域の歴史や風土を生かした学校づくりを進めているといった県内の公立学校の特徴、教員 が地域の教育に責任を持てるように配慮された人事異動制度を取り入れていることなどを紹介。教員採用試験合格者を対象にしたフレッシュティーチャーズキャ ンプや採用1年目の教員を対象とした初任者研修、各学校でのチームティーチングを通して若手教員が安心して教員生活を送れるようにするサポート体制を充実 させていることを解説し、「神奈川県では教員になってからも学び続けられる人材を求めている」と語りました。

その後、県が求める人材像や、人物重視の視点から面接の配点が高くなっている採用制度の概要を説明。「面接に合格するためには、在学中に教育ボランティア やインターンシップに参加し、県が大学生向けに開講しているティーチャーズカレッジなども利用しながら教育現場の経験をできる限り積むよう心がけてくださ い。そこで学んだことを自分の言葉で語れるようにしておくことが大切です」とアドバイスしました。

参加した学生からは、「採用試験に合格するためには、各県の教育目標をしっかり理解しておくことが大切であるとわかりました。今日の説明を聞いて、これか らも日々しっかりと学んでいきたいと考えるようになりました」「これまではなんとなく教員を目指そうかなと思っていたのですが、説明を聞くうちに将来の目 標が明確になったように思います」「採用の傾向や県のビジョンがわかるので、1年次の時から毎年参加しています。この場でないと知り得ない情報もあるの で、とても役立っています」といった感想が聞かれました。

教員採用試験大学説明会を開きました