工学部電気電子工学科の犬島喬講師がこのほど、独立行政法人日本学術振興会から平成26年度「科学研究費助成事業(科研費)」審査委員の表彰を受けまし た。東海大学からは昨年の海洋学部の久保田雅久教授に続いての表彰です。科研費の審査は書面と合議の2段階で行われており、同振興会では審査の質向上を目 的として、模範となる審査委員を表彰しています。今年度は、約5300名の委員の中から170名が表彰されました。
11月26日には湘南キャンパスで授与式を実施。山田清志学長が犬島講師に表彰状と記念品を伝達しました。山田学長は、「名誉ある表彰を受けられ、おめで とうございます。これからはその技術、心得を審査にあたる先生方にぜひ伝えてください」と祝福と期待の言葉を送りました。犬島講師は半導体分野の研究を専 門としています。長年にわたって同学科教授として教鞭をとり、今年3月に定年退職。現在は非常勤講師として学生の指導にあたっています。「審査に臨むにあ たって、申請者が限られた書面の中で何を伝えたいか、何度も読み返してじっくり考えることを心がけました。私自身も研究活動の中で科研費の採択を受けてい ます。こういった形で少しでも恩返しができうれしい限り。表彰いただいたことを、心から光栄に思います」と話しています。