材料科学科の教員が藤嶺学園藤沢高校で出前授業を行いました

工学部材料科学科の宮澤靖幸教授が10月24日に、神奈川県藤沢市にある藤嶺学園藤沢高校で出前授業「航空機と新幹線と蜂の巣の意外な関係」を行いました。昨年度から同校の依頼を受けて実施しているものです。

宮澤教授は2年生約30名を前に、企業などと連携して取り組んでいる研究の事例を挙げながら、新しい材料を開発するだけでなく、それを使いこなす技術の開 発が必要であることを説明。本学科の卒業生が開発に携わり、最新の航空機であるエアバス380にも使われている炭素繊維複合材の実物に触れる実験や、ダン ボールを組み合わせたハニカム(蜂の巣)構造の台の上に生徒に乗ってもらい、製造技術の一つであるろう付、はんだ付けの技術を活用することで強度が上がる ことを確かめる実験を行いました。また、形状記憶合金の特性を調べる実験では、製造法を工夫する事によってより早い応答性を示す材料が開発できることなど を説明しました。

10月30日には、神奈川県横須賀市にある湘南学院高校でも同様の内容で出前授業を実施。同校を卒業し本学で学んでいる大学院生が大学生活の様子を紹介するプレゼンテーションも行いました。

材料科学科の教員が藤嶺学園藤沢高校で出前授業を行いました