医用生体工学科が第2種ME技術実力検定試験の対策講座を実施しました

工学部医用生体工学科では8月5日から8日まで、伊勢原キャンパスで第2種ME技術実力検定試験の対策講座を実施しました。この試験は日本生体工学会が毎 年9月に実施しているもので、医療機関で使用される輸液ポンプや電気メス、生命維持管理装置といったME機器やシステムの安全管理などの知識をはかり、医 師からの適切な指導のもとで運用できる資質を認定するものです。第2種MEは医療現場や医療機器メーカーで働く上で重要な資格の一つとなっており、本学科 では専門知識を意識的に身につけることにもつながることから毎年夏季に集中対策講座を開講しています。今年度は1、2年次生を中心に約50名が受講しまし た。

試験対策講座は、臨床生理や生体計測などの医学分野や、電気工学など理工学に関する基礎知識のほか、医療機器についての安全管理学など、各専門分野の教員が交代で担当。12コマにわたって分野ごとに不可欠の知識や試験で頻出する問題、間違いやすい箇所などを講義しました。

8日の最終授業では田代秀夫教授が「人工透析」について、例題や過去に出題された透析関連の問題を抜粋したワークシートを解きながらポイントを解説。最後 に、「1年次生ではまだ習っていない分野もありますが、予習だと思って取り組みましょう。試験まで毎日コツコツと勉強していってください」と話し、勉強法 や試験対策についてもアドバイスしました。

受講した学生たちは、「勉強内容は難しかったですが、どの授業も先生方にわかりやすく教えてもらいました。苦手な分野も基礎から学び直して理解することができたので、講座を受けてよかったです」などと話していました。

医用生体工学科が第2種ME技術実力検定試験の対策講座を実施しました