電気電子工学科の庄教授が水素燃料電池をテーマに講演しました

工学部電気電子工学科の庄善之教授が、6月28日に神奈川県川崎市にある神奈川県立向の岡工業高校で行われた市民講座「知ってトクするエコプラザ」で講演 しました。この催しは、近年話題になっている水素燃料電池の最先端の知識を学ぶ機会として、川崎市内でゴミ資源の回収や近隣学校へ環境問題に関する書籍の 寄付事業などを行っている市民団体「リサイクル・リラの会」が向の岡工業高校の新築落慶を記念して開いたもので、当日は市民ら約90名が参加しました。

庄教授は「水素が地球を救う ~身近になる燃料電池~」と題して講演。2014年には燃料電池自動車が発売される予定があるなど、燃料電池の実用化に向け た研究が急速に進んでいる現状を紹介した後、燃料電池の発電を体験する実験を行いました。その後、これまでの省エネルギーに代わるエネルギー分野の理論と して、「エネルギーハーベスト」という考え方が提唱されていることを紹介。これまでは油田などから運ばれてきたエネルギー源を、大規模な発電所で電気など に変えて効率的に活用する技術が研究されてきましたが、今後は自宅のフロの湯など身近にあるエネルギー源から回収して活用する技術の開発が進むことが予想 されると語りました。

参加者からは「先生の説明がとてもわかりやすかった。燃料電池の発展を早く進めていただきたいと思いました」「今後のエコ技術に期待が持てました」といった感想が数多く聞かれました。

電気電子工学科の庄教授が水素燃料電池をテーマに講演しました