工学部では3月24日に、女子学生が本学部の魅力を紹介する女子高校生向け学部パンフレット「MAKE」の制作プロジェクトチームに感謝状を贈りました。女子学生有志8名が結成したプロジェクトチームは2014年9月に発足。理系の面白さや「理系女子」の学生生活を紹介しながら、本学部の魅力を浮き彫りにするパンフレットの制作に、秋学期を通して打ち込んできました。3月に完成したパンフレットは、既にオープンキャンパスをはじめとするさまざまな行事で配布され、メインターゲットである女子高校生はもちろん、保護者や男子高校生からも入手希望が寄せられるほど人気が高まっています。
贈呈式では吉田一也工学部長から学生に対して感謝状が手渡されました。学部長を囲んでの懇談会で、学生からは、「工学部のさまざまな学科の女子学生にアンケートを取りました。勉学や大学生活に関することなど、私たち自身も含めて、知りたいけれど、なかなか聞けない、女の子の本音を聞き出すことができたと思います」「それぞれのページをバラバラに作業していたので、冊子になったときに全体のまとまりが保てるか不安だったのですが、思っていた以上に完成度が高い」と手応えを述べました。また、「一人でも多くの人に読んでほしい。これから就職活動が本格化するので、このパンフレットを作ったことをアピール材料にします」といった声が聞かれました。
吉田学部長は完成したパンフレットをめくりながら、「手作りの温かさがよく出ている。学部長の顔が出ていない点が特にいい」と冗談を交えてコメント。「工学部に入学する女子学生の数は、増加傾向にあります。皆さんの活躍で、その傾向がさらに高まると確信しています」とメンバーの労をねぎらうとともに、「今回のプロジェクトを通して出会った仲間のように、学年と学科の垣根を越えた縦横のつながりが重要です。こうした縁を大切にしてほしい」と、学生生活を充実させる上でのアドバイスを送りました。