大学院生が溶接学会優秀ポスター発表賞を受賞しました

大学院工学研究科金属材料工学専攻1年次生の横田一輝さんがこのほど、平成26年度溶接学会優秀ポスター発表賞を受賞しました。これは、同学会の全国大会におけるポスター発表参加者の中から、発表内容と質疑応答の受け答えが優れたものに贈られる賞です。

横田さんは「スポットろう付によるマグネシウム合金と異種金属材料の接合」と題して発表。構造材料として実用化されている金属の中で最も軽く、リサイクル性に優れているマグネシウム材料に着目し、これまでは添加剤などとして主に使われ、加工や接合技術については研究が進んでいないこの材料と、異種類の金属材料を「スポットろう付」し、接合の善し悪しを判断するとともに、接合部の組織観察と引張試験結果から接合機構を解明しました。

「はじめての学会発表だったため、無事に終えることができただけで満足していました。受賞の連絡をいただいた時にも実感がわかず、指導教員である宮澤靖幸先生から“受賞おめでとう”と言っていただき、ようやく我が身のこととしてとらえることができました。研究のご指導をいただいた宮澤先生ならびに、研究室の同級生、先輩方、また学生生活を支えてくれた両親や友人に心からお礼を言いたいと思います。今後も研究活動に真摯に向き合い、さらに活躍できるよう精進していきます」と話しています。

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