医用生体工学科1年次生が医療機器について調べるグループワークに取り組みました

工学部医用生体工学科の1年次生が、5月中旬から6月中旬まで、臨床工学技士が使う医療機器などについて調べるグループワークを行いました。将来臨床工学技士などとして活躍する学生たちが、自主的に情報を収集する方法を習得し、専門教育に向けてモチベーションを高めてもらおうと導入科目「入門ゼミナール」の時間を利用して今年度から始めた取り組みです。

学生たちは本学科の教員の指導を受けながら、3名程度のグループを結成し、医療用のMRI(磁気共鳴画像)や電気メス、レーザー治療機器、保育機器といったテーマを決めて書籍などで開発の歴史や使用法、特徴を調査。その結果をポスターにまとめていきました。ポスターは教室に貼り出し、6月中旬から下旬の入門ゼミナールの授業中に学生同士で見やすさや説明のわかりやすさなどを評価。17日の授業では、学生たちが評価表を片手にポスターを一つひとつ見て回り、同級生と話し合いながら点数をつけ、最後に最高点をつけたグループの良かったところをコメント欄に書き込みました。なおグループワーク以外の授業時間には、10名程度のゼミナールごとに数学を学生同士で教え合う授業や、教員が専門分野の基礎を教える講義を行っています。

学生たちは、「詳しく調べていったことで、将来自分が使う機器を知る良い機会になりました。自分が専門家として働くようになった時には、現在の機器よりもさらに発展させた形で医療環境づくりをしなければと思いました」「先生の助言を受けながら少人数のグループで話し合ってまとめていったことで、わからないところがそのままにならず、深く知れたと思う。学生自身が自主的に学ぶ力がつく授業だと感じています」「少人数なので友人もできるし、先生がより身近に感じられるようになり、相談しやすくなるメリットがあります。1年次生でこうした授業を受けられて良かったと思います」と話しています。

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