大学院生が日本材料科学会の学術講演大会で若手奨励賞を受賞しました

大学院工学研究科機械工学専攻2年次生の和田寿也さんと小川真史さんが、6月5日に東京新宿区の工学院大学で開かれた「日本材料科学科 平成27年度学術講演大会」のポスター発表部門に参加。若手の研究者による優秀な発表に贈られる若手奨励賞を受賞しました。

和田さんは「反応溶融含浸法によるC/C-超耐熱セラミック材の試作」と題して、次世代型航空機用の新たな耐熱材料に関する研究について発表。小川さんは、「静電インクジェットで作製した薄膜の色素増感型太陽電池への応用」の論題で、自身が開発に取り組んでいる高粘度の液体を高精度で印刷できる「静電インクジェット法」を使った薄膜について、特性を調べた結果を報告しました。

和田さんは、「毎日取り組んできた研究の成果を外部の方に興味をもっていただいたことをうれしく思います。これまでも学会でいくつか賞をいただいていますが、ポスター発表では受賞を逃していました。そんな中、今回はこれまでの失敗を踏まえて、見た人に研究成果が伝わるよう工夫した結果、初めて受賞に至りました。これも、時間的な余裕がある学生のうちに、できるかぎり学会に参加するよう岩森先生をはじめとする先生方が後押ししてくださるからだと思います。卒業後も大学で培った知識や経験を基礎に、新規材料の開発を通して社会の発展に役立てるような人材になりたい」と話していました。

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