医用生体工学科が第2種ME技術実力検定試験の対策講座を実施しました

工学部医用生体工学科では8月5日から7日まで、湘南キャンパスで第2種ME技術実力検定試験の対策講座を実施しました。この試験は日本生体工学会が毎年9月に実施しているもので、医療機関で使用される輸液ポンプや電気メス、生命維持管理装置といったME機器やシステムの安全管理などの知識をはかり、医師からの適切な指導のもとで運用できる資質を認定するものです。第2種MEは医療現場や医療機器メーカーで働く上で重要な資格の一つとなっており、臨床工学技士の国家試験で必要な知識とも共通点が多いことから本学科では学生の受験を推奨しており、毎年夏季に集中対策講座を開講しています。今年度は1、2年次生を中心に約70名が受講しました。

試験対策講座は、生体計測や解剖生理などの医学分野や、物理学や電気工学など理工学に関する基礎知識、医療機器についての安全管理学などを各分野の専門教員が交代で担当。11コマにわたって分野ごとに不可欠の知識や試験で頻出する問題、間違いやすい部分について講義しました。

6日の物理の講義では、望月明教授が過去問題を示しながら頻出する重要な法則や効率的な解き方といったポイントを解説。最後に、「試験ではすべての問題が同じ配点なので、全体をまんべんなくしっかり理解しておくことが重要です。試験までの1カ月間を有意義に使ってください」とアドバイスしました。

受講した学生たちは、「授業で学んでいることの復習にもなり、大切な個所を重点的に教えてくれるのでとても参考になります。また夏期休暇に入る直前に開かれているので、“試験までの期間しっかり頑張ろう”という気持ちを高める上でも良い機会になったと感じています」などと話していました。

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