生命化学科の片山秀和講師が「若手ペプチド夏の勉強会」で講師を務めました

8月9日から11日まで長野県塩尻市で開かれた「第47回若手ペプチド夏の勉強会」に工学部生命化学科の片山秀和講師と工学部の学生が参加。片山講師が講演を担当しました。この催しは、生物化学や創薬など高度なペプチドの研究領域の第一線で活躍する研究者との討論を通じて、将来を担う若手を育成することを目的に毎年開かれているものです。今年は、全国から約140名が参加、工学部からは5名が参加しました。

片山講師は自身が取り組んでいる、カニやエビといった甲殻類のホルモンの構造や機能を解明し、ペプチドを科学的に合成する研究を紹介。また、海外の研究機関に留学した際の経験に触れつつ、「研究に取り組む中で方向性を変えることは決して悪いことではない。柔軟な発想を持つことが大切です」と語りました。片山講師は、「寝食をともにしながら語り合うこうした催しは、我々研究者にとってもネットワークを広げ、新たな視点を得られるなどとても有意義な機会です。良い研究をするためには、学会などに参加するだけでなく、できるだけ多くの人と語り合う機会を持つことが大切。同じ学科名でも大学や研究室によってそれぞれ文化が違うことや、視点が違うことを学べるはずですから、これからもより多くの東海大学の学生にこうした取り組みに参加してほしい」と語りました。