生命化学科主催の「インターンシップ講座」を初開催しました

工学部生命化学科では9月18日に、1年次生から3年次生までを対象にした「インターンシップ講座」を初開催しました。政府や一般社団法人日本経済団体連合会の取り決めによって、現4年次生から就職活動のスケジュールが変わったことを背景に、学生が企業の現場を体験する「インターンシップ」の重要性が高まっていることを受けて企画したもので、学生約75名が参加しました。

当日は、学生の就職支援活動を手がけている株式会社キャリアコンサルティングの都築隆宏氏(職業紹介事業部理系支援グループ)が講義。今年度の就職活動の実情や同社の活動の概要を紹介した後、インターンシップの概要を説明し、「学生の視点から見ると職業体験としてとらえられている一方、企業にとっては採用活動や社会貢献の一部であるとの認識が一般的。昨年度に比べて今年度は採用活動としての側面が強まっている」と解説しました。また、これまでは夏に行われる場合が多かったものの、2017年度の場合は実施時期を冬にずらしている企業が多いなど、全体の傾向について語った上で、「自主的に行動しつつ、人のアドバイスを素直に聞ける人が就職活動に強いというデータも出ています。情報を自分なりに確認し、自分の将来像を描きながらチャレンジするよう心がけてください。どんなことでも場数を踏んでレベルアップしていくことが大切です」と語りました。

学生たちは、「インターンシップについてより深く知りたいと思い参加しました。もっと知りたいと思う一方、まずは一歩を踏み出すことが大切だと感じました」「今年度からの採用スケジュールやインターンシップの概要について専門家の意見を聞くことができて、とても有意義でした」と感想を語っていました。学科主任の中田宗宏教授は、「専門家の意見を聞くことで、学生たちは就職活動に向けた意識をより強く持ってくれたことと思います。これまで就職対策講座は3年次生を対象にしてきましたが、今回はより早期から就職活動への意識を持ってもらうため1、2年次生にも参加を呼びかけるなど新しい取り組みも始めました。今後もこうした機会を折々に設けることで、学生の就職活動をしっかり支援していきたい」と語っています。

工hp報「生命化学・インターン講座」01.jpg

工hp報「生命化学・インターン講座」02.jpg