材料科学科の教員が藤嶺学園藤沢高校で出前授業を行いました

工学部材料科学科の宮沢靖幸教授が10月2日に、神奈川県藤沢市にある藤嶺学園藤沢高校で出前授業「航空機と新幹線と蜂の巣の意外な関係」を行いました。3年前から同校の依頼を受けて実施しているものです。

宮沢教授は2年生約40名を前に、航空機や新幹線といった輸送機関に用いられている材料技術を紹介。最新の乗り物には材料科学分野の研究成果が重要な役割を果たしていると紹介しつつ、それを使いこなす技術の開発が必要であることを説明。本学科の卒業生が開発に携わり、最新の航空機であるエアバス380にも使われている炭素繊維複合材の実物を紹介。ダンボールを組み合わせたハニカム(蜂の巣)構造の台の上に生徒に乗ってもらい、製造技術の一つであるろう付、はんだ付けの技術を活用することで強度が上がることを確かめる実験に取り組みました。

また、本学におけるキャンパスライフの様子や国際学会での発表など学生の活躍を紹介。「試験でよい点数をとれる学力も大切ですが、工学部では仕事や社会貢献で活躍できる実力を身につけた学生を育てることを大きな目標に掲げています。理工系に進むために必要な能力はなんといっても、さまざまなことに興味を持てること。それを忘れないでください」と語りかけました。