精密工学科の吉田教授が「第5回おおた研究・開発フェア」に出展しました

工学部精密工学科の吉田一也教授が、10月8日、9日に東京都の大田区産業プラザPiO(ピオ)で開催された「第5回おおた研究・開発フェア」(主催:大田区、公益財団法人大田区産業振興協会)で研究成果をポスター展示しました。このフェアは、国内外の優秀な技術や研究成果を発表するもので、“モノづくりのまち”大田区における技術移転や産学連携などのパートナーを探すことを目的としています。企業や全国の大学、研究機関など92ブースが出展。会期中は企業関係者など約1,865名の来場者がありました。

吉田教授は、加工技術部門に「引抜き加工によるボールネジ・極細管の製造技術」のテーマで出展。従来は切削と研削加工または転造加工で生産されるボールネジの製作について、丸棒から1回の引抜き加工のみで高精度な深溝付きのボールネジの製造を安価で可能とする技術(特許第4162070号)と、極細径かつ薄肉の金属製細径管の製造技術として、内部に流動性物質を封入して金属管を引抜き加工する方法(特許第4915984号)の2つの研究内容を展示しました。会期中は吉田教授と大学院生が、ブースを訪れた企業関係者らに研究内容を紹介。技術活用などに関する意見を交換しました。

研究の説明を手伝った大学院生は、「企業の方々に対して、どのように説明したら研究内容をよりよく理解してもらえるのかを考えることは、自分にとってとてもよい勉強になりました。この特許技術がいずれ製品化されて、企業や社会に役立つようになればうれしい」と話しています。

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