機械工学専攻の大学院生が日本機械学会2015年度年次大会の「卒業研究コンテスト」で受賞しました

9月14日から16日まで北海道大学で開催された日本機械学会2015年度年次大会の「第21回卒業研究コンテスト」で、大学院工学研究科機械工学専攻1年次生の鈴木太理さんが「最優秀発表」、今井貴博さんが「優秀発表」に選ばれ、表彰を受けました。これは、若手研究者の発表について内容や予稿集原稿の完成度、発表の明瞭性、態度、質疑応答の的確さなどを審査し、優れた発表を表彰するものです。

2名はいずれも工学部機械工学科の橋本巨教授、落合成行教授、砂見雄太助教の共同研究室に所属しています。鈴木さんは、「ドライガスシールにおけるシール溝周辺流れの可視化」をテーマに、ジェットエンジンなどに使われるドライガスシールのガス漏れの抑制状況を可視化する方法について報告。今井さんは、「ロール内部の軸方向に生じる応用分布を測定可能とする圧力センサの製作」と題して、ロール状の極薄プラスチックフィルム内の圧力を正確に測定するセンサについて発表しました。

鈴木さんは、「10分間で研究内容をわかりやすく説明するために、スライドの内容やペース配分を工夫し、何度もリハーサルを繰り返しました。指導してくださった先生方に感謝しています。今後もオリジナリティーのある研究を続けたい」とコメント。また今井さんは、「毎週土曜日に研究の進捗状況を先生に報告することで、簡潔かつ的確に伝える力を鍛えられました。これからもさまざまな学会などで成果を報告できるよう、研究内容を充実させたいと思います。また、先生方や先輩から学んだ研究に対する真摯な姿勢を後輩たちに引き継いでいきたい」と抱負を話していました。

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